公開日:2023.04.18
例えば、
やっと実現した一人暮らしのワンルーム。
家族やペットと過ごすリビング。
独立して立ち上げたカフェ。
自分の大切な場所を、自らの手で彩る人がいます。
そんな人々の暮らしを紹介する「壁紙と私」。
今回ご紹介するのは、壁紙屋本舗のスタッフ・kukiさんが一匹の猫と暮らす、1Kのお部屋。
動画付きの特別編でお届けします。
住人とお部屋の紹介
プロフィール
名前:kuki 年齢:30代 職業:株式会社フィル(壁紙屋本舗)EC事業部 趣味:猫とあそぶ、読書、映画 一言:スラムダンクにドハマり中。最近のモットーは俺たちならできる。
名前:ニャー・M・ジロウ(にゃーさん) 職業:アニマルセラピスト 趣味:全力で暴れる 一言:最近のモットーは俺たちは強い。 |
間取り図 & ライフスタイル
住まい:賃貸マンション |
猫と暮らす部屋
kukiさん宅にお邪魔したのは、まだ多くの通勤者が仕事場へと足早に行き交う時間帯。
一緒に暮らす猫のにゃーさんが、突如訪問する取材陣にどういう反応を示すかが読めなかったため、早めのスタートを切ることにしたのです。
築年数よりもずいぶん新しく見える駅近の集合住宅。
分譲賃貸の物件とのことで、なるほど、建物や設備にグレードの高い雰囲気が漂っています。
にゃーさんを驚かせないよう、取材陣3名そーっとkukiさん宅に足を踏み入れました。
「おじゃましま〜す(小声)」
最初は、部屋の隅から遠巻きに様子をうかがっていたにゃーさんですが、、、
数分もたつと積極的に取材陣を嗅ぎにきました。
くんくん。
くんくん。
たまにぺろぺろ。
ものかげから永遠に出てこない…というパターンも最悪覚悟していたので、ほっと胸をなでおろす一同。
にゃーさんによる新参者チェックを受けながらkukiさん宅の取材を始めます。
猫との暮らしにまつわる壁と床事情
ー ナチュラルな雰囲気で、色のトーンや柄系統が統一されているのが印象的なインテリアです。
結構な頻度で壁紙や床材を貼り替えているのだとか?
そうですね。
この床材はデザインが気に入って選んだというのもありますが、前に敷いていたクッションフロアが猫にボロボロにされまして。
前に敷いていたのは室内向けの住宅用のクッションフロア。
今敷いているのは丈夫な土足対応のクッションフロアから選びました。
猫が結構暴れん坊なので、よく見たらたくさん傷が入っているんですが、以前と比べるとかなり耐えていますね。
クッションフロア / SCM-11235 / ナチュラルビンテージ 木目
ー ペットとの暮らしで、室内につく傷はあるあるのお悩みですよね。
そういえば、玄関の床にも同じクッションフロアを敷いていますか?
そうなんですよ。
寝室に使った床材が少し余って、土足でも使えるアイテムだったので敷いてみました。
もともと玄関はタイルだったんですけど、よりいい感じになったなと。
玄関には机だけ置いて鍵置きにしていたんですけど、何か寂しいなと思って。
壁紙貼るほどの時間的余裕がなくて、ちょうど壁紙屋本舗から発売されたアートポスターに「クリムト」があったので貼ってみたんです。
アートは詳しくないんですけど、クリムトは昔から好きでポストカードなんかも持っていたんですよね。
空間の雰囲気が良くなったので、フェイクの植物も買って飾りました。
ー アイテムの余りを上手く活用したり、できる範囲のエネルギーでインテリアを楽しんでいる様子が伝わってきます。
にゃーさんと暮らすようになってからの変化はありますか?
ペット可の物件とはいえ、色々と気を使うこともあるだろうと思います。
床材などの内装材もそうですけど、家具一つとっても機能面を重視することが増えました。
猫が登れないかどうか、猫の爪で研がれても傷つかないかどうかなど、形や素材を気にかけるようになりましたね。
でも仕事柄、壁や床は保護したりリメイクできることを知っているので、傷つけられてもどのようにでもできるという感覚があるのは、ペットとの暮らしでかなり生かされているなと思います。
ー この壁紙を選んだ理由は??
これ実は、私の要望で作ってもらった壁紙なんです。
フィルが発行している「WALLPAPER WORLD」という壁紙マガジンで、壁紙好きの一家がそれぞれ選んだ壁紙のコーディネートを紹介するという企画がありました。それに出ることになったときに、Hattanというオリジナル壁紙から自分の好きなデザインを選ぶことになったんです。
発売当初この「シャビーじゅうたん」の柄にはピンクとグレーの色展開があったんですが、私は緑が好きなので、緑もあったらいいなと思って撮影のために作ってもらいました。
Hattan / HSC-03 / Shabby Carpet シャビーグリーン
本好きの部屋というコンセプトで、スタジオにこの本棚の板を持ち込んで自分の部屋を再現したんですが、撮影したイメージが気に入って自宅にそのまま同じ柄を貼ったんです。
撮影後、緑もいいねということで商品化されて3つの色展開になりました。
実はキッチンマットも壁紙と同じ「シャビーじゅうたん」柄の色違いなんですよ。
キッチンまわりのアクセントとして気に入ってます。手入れも楽でいいですね。
Sheete me ! / 90cm×48cm / シャビーじゅうたん モノトーン
ー 読書が好きとのことで、やはりかなりの数の本を持っているんですね。
本棚に並べているのは持っている本の一部で、お気に入りを並べています。漫画もあるんですが、今は半分以上が宮部みゆきさんの本ですね。
昔はミステリーとかサスペンスが好きだったんですが、今は時代小説にはまっています。
子どもの頃から本を読むのが好きで、日常の一部です。
ふと手に取って、ふと読む感じですね。
変わってるって言われるんですけど、立ったまま読むことも多いんですよ。
気に入った本は何回も読み返します。
年月が経って本を読み返すと感じ方が変わっていたり新たな発見があったりするのがおもしろいですね。
好きな色と、猫の色
ー テレビと反対側の白い壁にも、今後壁紙を貼る予定がありますか?
実はこちら側の壁にも深緑色の国産壁紙を貼っていたんですけど、猫に食い破られまして(笑)
今貼っているHattanはピース状の壁紙なので、猫に剥がされてもまた部分的に貼り直しできるところがいいですね。
その後も、同じく深緑系の輸入壁紙に貼り替えたんですけど、テレビ側に貼ったHattanとの相性を考えて一旦剥がしました。
ー 実はにゃーさんが、kukiさん宅の貼り替えの様子をレポートしてくれた記事もあるんですよね。
今話に上がったグリーンの壁紙を貼る様子がにゃーさん目線で実況されています。
ー こうして見ると、テレビ側のHattanも含めてずっと緑系統の壁紙を貼っているんですね。
もともとは、モノトーンが好きなんです。
実はアニメで好きなキャラクターがいまして、そのキャラのカラーが深緑系なんですよね。
そこから家の中のものにどんどんと深緑が増えていき、今こういう状態になっています。
ー インテリアで「推し活」しているわけですね。
確かに部屋中、深緑色のものが多いです。
部屋全体がにゃーさんの毛色との相性も良い感じがしますね。
にゃーさんと馴染むアイテムをいつのまにか選んでしまっていることがよくあります。
例えばこのスリッパとかベッドのラグみたいに、にゃーさんに似ている色を選んでしまうときもあるし、にゃーさんが浮かないような色や、逆に引き立つ色を選んでしまうこともありますね。緑系統には、まさにいい感じに引き立ってくれます(笑)
にゃーさんとの出会い
ー にゃーさんがインテリア選びの軸にもなっているんですね。
そもそも、にゃーさんと暮らし始めたきっかけを聞かせてもらえますか?
昔から、猫を飼いたいなというのはあったんですよね。
でも、いいなと思って見ていた猫がすごく高価で、やっぱり生き物を飼うって責任もいりますし、貯金などちゃんと環境が整ってからと思っていました。
そんな中、ある日会社の植垣に子猫を見つけてしまいまして。
目ヤニもすごいし、弱っていてこれはやばいと思って病院に連れて行って一時的に保護したんです。
元気になったら里親に出すつもりでした。
名前をつけたら愛着が湧くかなと思って、名前はつけず「にゃーさん」と呼んでいたんですが、結局(案の定)愛着が湧いてしまい、そのまま引き取ることにしました。
名前はそのときの「にゃーさん」のままです。
ついでに前の家がペット禁止だったので、そのまま勢い良く引っ越して住み始めたのが今の家です。
日当たりもよく便利な立地で、なかなか気に入っています。
kukiさんがインテリアを変える理由は?
気分に合わせてソファや机など家具を変えるということは昔からやっていました。
壁紙や床材を自分で変えられるということを知ってからは、その模様替えに壁紙や床材を含むようになりましたね。
気に入った家具に合う壁紙を選ぶときもあれば、気に入った壁紙に合わせて家具を変えるときもあります。
猫に食い破られて変えざるを得なくなることもありますが(笑)、壁や床を変えると雰囲気が一気に変わるので、すごく気分転換になるんですよね。
休みの日は映画やアニメ、本を読んだりして過ごすことが多いです。
以前はライブに行ったり飲みに行ったりよく外に出ていたんですけど、猫が家にいると、かわいくてついつい家に居る時間が長くなってしまいます。
インドアが好きというよりは、猫と一緒に家で過ごす一人の時間がすごく好きです。
だから家も、その時の気分に合わせて自分好みに変えるんだと思います。
「壁紙と私」を動画で見る
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