【壁紙と私】オフィスのミーティングルームを壁紙でブラッシュアップ|refactoryさん篇

2025.03.27
【壁紙と私】オフィスのミーティングルームを壁紙でブラッシュアップ|refactoryさん篇

公開日:2025.03.27

例えば、
やっと実現した一人暮らしのワンルーム。
家族やペットと過ごすリビング。
独立して立ち上げたカフェ。

自分の大切な場所を、自らの手で彩る人がいます。
そんな暮らしのワンシーンをご紹介する「壁紙と私」。

今回ご紹介するのは、宮崎を拠点にEコマース事業を展開する会社、refactoryさんのオフィス。代表の守屋さんを含め、全員がDIY未経験というメンバーで、ミーティングルームをブラッシュアップしたようです。

毎日オフィスに下校してくる守屋さんの息子、飛季(とい)くんの視点から見た、もう一つの物語「壁紙と僕」も。


入居者とオフィスの紹介

プロフィール

守屋将邦さんプロフィール 名前:守屋 将邦
職業:株式会社refactory 代表取締役
HP:https://corp.refactory.work/
イノホイ:https://inohoi.com/
マイブーム:新居周辺を家族とサイクリング

オフィスの情報

建物の種類:鉄筋造1階建ビル
建築年:1972年(入居時にリノベーション)
オフィスの間取り:オフィスフロア2部屋 + 倉庫
入居年:2021年

壁紙を貼ろうと思ったきっかけは何ですか?

ECベンチャーでの経験をもとに会社を立ち上げて3年ほどが経った頃、現在のオフィスに移転しました。

他社のEC開発などをサポートしながら、私たち自身も、イノシシ用の罠などの鳥獣被害対策グッズを販売する「イノホイ」というECサイトを運営しています。
事業の拡大を機に、倉庫を併設できる新たな拠点を探していました。

イノシシ用の箱罠
イノホイで販売されているイノシシ用の箱罠

宮崎市の住宅街に見つけたオフィスは、敷地内に倉庫を併設した希望通りの条件で、目の前が小学校、近くには見晴らしのよい堤防がある落ち着いた環境です。

築50年を超える建物の内装を入居時にフルリノベーションし、"工場が再生する"という意味を込めた社名「refactory(リファクトリー)」らしいオフィスを表現できたと思います。

入居時にフルリノベーションしたオフィス

壁紙屋本舗やWALPAを運営するフィルさんとの付き合いは、前職時代から数えると10年を超えます。
当然ながら仕事上「壁紙」を目にする機会は多く、以前から憧れは持っていました。

オフィスをより生活感のないスタイリッシュな空間にしたい、メンバーがより気持ち良く仕事に打ち込める環境をつくりたいという思いは以前からあったものの、自分たちにできるのか?という不安が大きく、これまで手を出せずにいました。

壁紙を貼ったオフィスのミーティングスペース

でも、EASY WALL TAPE(イージーウォールテープ)という壁紙の存在を知ったとき、このアイテムならDIY経験が無い自分たちにも貼れるかもしれないと、一歩踏み出すきっかけになりました。

なぜその壁紙を選んだのですか?

もともとオフィスをリノベーションする際にも、施工業者に依頼してデザイン性のある壁紙を取り入れており、社名に込めた「再生」というテーマを想起させるような柄や色合いを選びました。

入居時にフルリノベーションしたオフィス

オフィス全体を統一した壁紙で彩るのではなく、空間ごとに壁紙のデザインを変えることで、多様性を受け入れ、それぞれが自分に合った仕事場所を求められるようにしたいという思いがありました。

仕切られた2つの部屋 ビフォー

今回は、イージーウォールテープを使って仕切られた2つの部屋の壁を変えること、また、入居時のリノベーションと同じ理由で、それぞれに別の柄を貼りたいということを決めていました。

壁紙屋本舗のInstagramなどで紹介されている柄を見ながらオフィスのメンバーと相談し、素直にかわいい、すてきだなと思うものを選んでいます。

1つ目の部屋にはナチュラルなリブウッド調の壁紙(EST01)を、2つ目の部屋にはレトロ調の壁紙(ERT12ERT11)を貼りました。

仕切られた2つの部屋 アフター

このシーンのお気に入りポイントを教えてください。

壁紙を施工中の様子

自分たちで壁紙のDIYができたという達成感もありますし、実際に施工しながら反省点が見えたり、復習できたりと、学びもたくさんありました。

毎日オフィスに下校してくる小学生の息子と一緒に貼った場所もあるのですが、彼にとっても心に残る経験になったと思います。

壁紙を施工中の様子
壁紙を施工中の様子

DIYする前の壁紙を貼ることへの不安やマイナスな気持ちは一切無くなり、壁紙を貼った後は、メンバーみんなが笑顔でプラスな気持ちになることができました。

壁紙を施工中の様子

自分たちで貼った壁紙が目に入るたび、素直に「いいな」と感じています。

その他にオフィスDIYのエピソードはありますか?

イージーウォールテープを貼った2つのブース以外にも、オフィス内にいくつか壁紙を貼りました。

ミーティングルームに貼っただるまの壁紙

1つは、水に浸して貼れる、だるまの壁紙です。
験担ぎが好きで、オフィス内にも商売繁盛の神様やだるま、熊手、門松など、縁起のいいアイテムを飾っています。

だるまは願いを込める際に片目を描き、その願いが叶ったらもう片方の目を描くという風習がありますが、メンバーの執務スペースに置いている黒いだるまには、会社のある大きな目標を達成したいという願いが込められています。

ミーティングルームに貼っただるまの壁紙

まだ片目のままなのですが、その目標が無事達成できますように、という願いを込めて壁紙は両目入りのだるまに。
何よりデザインがかわいくて選びました。

他にも、一人用のミーティングルームにラタン柄のイージーウォールテープ(EWT04)を貼りました。

一人用ミーティングルームに貼ったラタンの壁紙

前職で利用していたシェアオフィスの壁がラタン素材で、すてきだなと憧れていたんです。
リアルなラタンの壁と壁紙を比べるとやはり差があると思うのですが、壁紙屋本舗のラタン柄はデザインの再現度が高いと感じました。
憧れていた空間の壁を自分のオフィスでも再現できたらと思い、この柄を選びました。

オフィスインテリアのお気に入りポイントは?

社内で特にここだけがお気に入りという場所はなく、全ての空間に愛着を持っています。

社名の「refactory」には、"工場が再生する"という意味を込めていますが、「再生」には、生まれ変わるという意味以外にも、リピートする、再現する、音楽を再生する、など多様な意味合いがあります。

オフィスのインテリアにも、こういった言葉のルーツを踏まえたものを意識して置いています。
一番のこだわりは、額装したヒップホップのヴィンテージTシャツですね。

ミーティングルームに飾っているヴィンテージTシャツ

音楽を再生する、何度も鳴らすというバックグラウンドを掛けて、このアーティストTシャツから「再生」という言葉を想起してもらえたらと思い、社内で一番広いミーティングスペースに飾っています。

アート作品が好きなのでさまざまなアーティストの作品や、大切なスケートボードもオフィスのインテリアに取り入れています。

オフィス内のアート
オフィス内のアート
エントランスに飾っているスケートボード

スケートボードはもともとサブカルチャーから始まり遊びの延長線だったものが、今ではオリンピック競技として世界中に認知されるスポーツになりました。
全ての物事には未来がある、という象徴的な意味も込めて、会社のエントランスに置いています。


現在はリモートワークで勤務するスタッフも増えているのですが、会社で過ごす限られた時間をより快適に、有意義なものにできればと思っています。
例えば、デスクワークの椅子をより快適なものに変えたり、休憩時間に使える仮眠室なども作っていきたいですね。

もう少し壁紙も貼ってみたいと思っていますし、そういった空間を生かして、いろいろな可能性を広げていけたらという思いもあります。

マスキングテープみたいな壁紙の施工

過去に、倉庫の広い壁にプロジェクターを映したり音にこだわって音楽を流してみたり、ちょっとしたイベントのようなものをする機会がありました。

それがすごくいい時間で、今後もオフィスでメンバーと夜ご飯を食べたり、息子が友達を連れて来て一緒に遊べたり、仕事を行う日常と非日常が入り混じるような場所にしていけたらいいなと思っています。

番外篇:【壁紙と僕】パパと一緒に壁紙を貼ったぼくの秘密基地

壁紙と僕

この春小学2年生を迎える守屋さんの息子、飛季(とい)くんの 視点から見た、もう一つの物語。
番外篇でお届けします。

プロフィール

守屋将邦さんプロフィール 名前:守屋 飛季(もりや とい)
年齢:小学1年生(2025年3月現在)
マイブーム:スケートボード、Switch


パパの会社が下校場所

パパのオフィスが下校場所

ぼくは毎日、学校が終わったらパパの会社に下校します。
そこでは、ぼくのパパやママ、たくさんの人が働いています。

ぼくが学校から帰ると、勉強をしたりおもちゃのブロックを作って遊んだり、おやつを食べたりする部屋があります。

パパのオフィスが下校場所

その部屋をぼくがワクワクするような秘密基地にするために、パパやママと一緒に壁紙を選びました。

はじめての壁紙

秘密基地の部屋で、ぼくも少しだけパパと一緒に壁紙を貼りました。

秘密基地に壁紙を貼る ビフォー

上の壁はかわいくて、下の緑色の壁はかっこよくて、2つの色が使われているのが好きです。
とてもたのしい思い出ができました。

秘密基地に壁紙を貼る アフター

ほかの部屋に貼っただるまさんの柄は、水を使うだけでいいから、ぼくでもできそうだと思って選びました。

水に浸して貼っただるまの壁紙
だるまの壁紙を水に浸す
水に浸した壁紙を切手のように貼る

とてもかわいくて、だいすきな部屋になりました。

余った壁紙をお気に入りのイスに

会社にはぼくのお気に入りの木のイスがあって、そのイスに余った壁紙を貼りました。いつもパパの席の横に置いてあるイスです。

余った壁紙をイスの座面に貼っている様子

壁紙を貼ったらすごくかっこよくなったので、座るのがもっと楽しみになりました。

倉庫の秘密基地

あと、ぼくはスケートボードをするのが好きです。
倉庫の中にもぼくの秘密基地があって、そこにパパがランプを準備してくれました。ここでスケボーの練習をするのがすごく楽しいです。

倉庫にあるスケボーのランプ
倉庫にあるスケボーのランプ

パパの会社の秘密基地で、これからいろんな楽しいことをしてみたいです。

アイテム紹介

壁紙

ミーティングルーム リブウッド柄の壁紙

EASY WALL TAPE
EST01

ミーティングルーム レトロ柄の壁紙

EASY WALL TAPE
画像上:ERT12、画像下:ERT11

ミーティングルーム ラタン柄の壁紙

EASY WALL TAPE
EWT04

施工メモ

  • EASY WALL TAPEは、裏面が弱粘着のシールになっており、そのまま貼って施工しています。
  • Hattanは裏面に剥がせるのりが加工してあり、水に浸すと切手のようにのりが湧き出してきます。水気を軽く絞ってそのまま貼ることができます。