【壁紙と私】昭和レトロな実家のドアをシール壁紙でリメイク!|スタッフ マサキ篇

2025.02.27
【壁紙と私】昭和レトロな実家のドアをシール壁紙でリメイク!|スタッフ マサキ篇

公開日:2025.02.27

例えば、
やっと実現した一人暮らしのワンルーム。
家族やペットと過ごすリビング。
独立して立ち上げたカフェ。

自分の大切な場所を、自らの手で彩る人がいます。
そんな暮らしのワンシーンをご紹介する「壁紙と私」。

今回ご紹介するのは、壁紙屋本舗のスタッフ・マサキさんが暮らしていた実家のドア。
築50年を超える、正真正銘のガチレトロ住宅。重厚な板壁や、昭和感漂うドアノブが生きるリメイクとなりました。


住人とお部屋の紹介

住人プロフィール

スタッフ マサキ 名前:マサキ
職業:株式会社フィル(壁紙屋本舗)企画デザイン部 / Mon Sucrierデザイナー
マイブーム:かぎ針編み、夜行バスで遠征

お部屋の情報

住まい:戸建
築年数:築50年以上
間取り:5LDK
同居者:両親、祖母、妹、犬1匹

壁紙を貼ろうと思ったきっかけは何ですか?

私は北海道の出身で、フィルへの入社をきっかけに大阪に引っ越してきました。
生まれ育った実家は築50年を超える戸建てで、今ではほとんど見られない茶色い板張りの壁に囲まれた、正真正銘のレトロな内装です。

実家の愛犬と壁紙

周りの人に写真を見せると「レトロでかわいい」「壁の色がすてき」などと言ってもらえるのですが、見慣れ過ぎてその魅力がまったく分からず、ずっと白い壁の家に憧れていました。

入社してから、壁や床を自分で変えられる楽しさを知り、当然実家でも何かしたいと思いましたが、アレンジしたい場所が多すぎて、どこから手を付けて良いのやら…という状態。

築50年を超えるレトロな北海道の実家

そんな時、ふと目に入ったのがドアです。
何といっても面積が狭く、壁を施工するより難易度が低いに違いないとひらめきました。

リビングの目立つ位置にあるドアを変えれば、部屋の印象がかなり変わるかも!というわくわく感もあり、ここから実家のDIYを始めてみることにしました。

ビンテージ柄のシール壁紙を貼った実家のドア

なぜその壁紙を選んだのですか?

仕事で色々な柄の壁紙に触れるうちに、ビンテージ風の柄なら、リアルレトロな実家にピッタリなのでは?と気付きました。

実家の愛犬と壁紙
実家の愛犬・ゆめちゃん

シール壁紙のHatte me!にはカラフルなビンテージ柄がたくさんあるのですが、仕事の撮影などで何度も使用して扱いやすさを知っていたので、初めて実家に使う壁紙として安心感がありました。

貼る面積が小さい分ド派手な柄にしたかったのと、オレンジ系統のデザインなら実家の木目の色ともなじみそうだと思ってこの柄(FKVT-B5)を選びました。

ビンテージ柄のシール壁紙を貼った実家のドア

ちなみに、ドアの周りを伝って天井に伸びているのは、煙突につながる石油ストーブ用の排気管です。
北海道民でもほとんど見たことがないと思われる、ガチレトロな家ならではの代物です。

このシーンのお気に入りポイントを教えてください。

ドアの持ち手が意味不明なレトロデザインで、以前はまったく気に入っていなかったのですが、ドアをビンテージ柄にすると、不思議とオシャレに見えました。
新しいものに買い替えようと思っていたのですが、そのまま使うことにしました。

ビンテージ柄のシール壁紙を貼った実家のドア

壁紙を貼るときに持ち手の部分を取り外すと、めちゃくちゃ汚い50年分の砂鉄?のようなものが出てきたのも、いい思い出です(笑)

とにかくHatte me!が扱いやすく「しまった!」と思うような失敗をしても、大抵どうにかできるところが大好きです。
実はドアの右端はかなり継ぎはぎ状態になってしまったのですが、柄の派手さのおかげで目立たないのも良かったです。

リビングのドアリメイクが気に入ったので、母の部屋のドアにも違うビンテージ柄(FKVT-A5)のHatte me!を貼りました。

ビンテージ柄のシール壁紙を貼った実家のドア
ビンテージ柄のシール壁紙を貼った母の部屋のドア
ビンテージ柄のシール壁紙を貼った母の部屋のドア

こちらも、ドアノブと相性抜群に仕上がりました。


そのほかにDIYのエピソードはありますか?

ドアのDIYをきっかけに、玄関や母の部屋、キッチンの小窓などを次々とリメイクしていきました。
使ったのは、すべて原状回復ができるシールタイプのアイテムです。

玄関

引き戸を開けるときガラガラガラ!と大きな音のする木の靴箱。
ドアと同じく、靴箱なら狭い範囲で印象が変えられそうだと思いリメイクすることにしました。お客さんの目につくことも多い玄関はやりがいがありました。

ドアのリメイクにも使ったシール壁紙から柄を2種類選び、引き戸と天板に貼りました。

玄関ビフォー
ビフォー
玄関アフターアフター

靴箱の手前に写り込んでしまったのは冬の必需品、雪かき道具です(笑)
玄関をリメイクする前は、ザ・実家なレース柄のビニールシートが敷かれ、同じく実家ならではの謎の温度計、祖母の園芸グッズなど、適当な物置場になっていました。リメイクすることで、きちんと物を飾れるスペースに変わったと思います。

玄関アフター

母の部屋

茶色い板張りの壁に囲まれていた母の部屋。
この壁は一体何なんだと思っていたのですが、入社してから「化粧合板」という存在を知りました。

母の部屋アフター
ビフォー
母の部屋アフターアフター

私が入社した年に、壁紙屋本舗のレトロトレというオリジナルブランドで、私の実家の壁とそっくりな木目の壁紙が発売されました。
私が変えたくて仕方なかった壁にしたい人がいるの?!と正直驚きましたが、カラフルなレトロ柄と濃色の木目がかわいくマッチしている施工例などを見ているうちに、実家のリアルレトロ壁を生かせるのでは?と思い、初めて施工ビジョンが見えてきました。



カスタマーチームに配属された同期に相談すると「化粧合板にはシール壁紙が一番楽に貼れる」ということだったので、母の部屋に貼る壁紙もシールタイプから選ぶことにしました。「主張が激しすぎず、お花の模様がかわいいから」と母がこの柄(TRT-HM02)を選び、私も黄色いカラーは木目となじみそう!と後押ししました。

母の部屋ビフォー

母の嫁入り道具だったという岩谷堂の桐箪笥。幼い頃から聞いていた、カチンと鳴る引き手の音が今でも耳に残っています。
今までは周囲の化粧合板の壁と同化していましたが、背面の壁がカラフルな黄色になり、桐箪笥の存在感が際立ったなと思います。

キッチンの小窓

キッチンの小窓はもともと曇りガラスだったのですが、さらに目隠し効果を足したくて、スモークタイプのガラスフィルム(ハニカム スモーク)を貼りました。
シンプルなホワイトのカラーで、母の部屋の模様と同じタイルのお花柄がかわいくて選びました。

母の部屋ビフォー

実家にはまだまだアレンジできるところがたくさん残っていますが、そのうち、思い切って化粧合板だらけのリビングの壁を全面貼り替えてみたいなと。ものすごーーく大変そうですが…(笑)

賃貸では使えない生のり付き壁紙もここなら遠慮なく使えるし、個人的に貼った経験がないので一度貼ってみたいと思っています。
レトロ過ぎて嫌だなと思っていた実家ですが、のびのびと自由にDIYできるのが良いところです。

アイテム紹介

ドア

Hatte me! FKVT-B5

はがせるシール壁紙 Hatte me!
復刻ヴィンテージ柄 FKVT-B5

Hatte me! FKVT-A5

はがせるシール壁紙 Hatte me!
復刻ヴィンテージ柄 FKVT-A5

玄関

玄関アフター

はがせるシール壁紙 Hatte me!
(天板)VTYK-03、(引き戸)TERT-04

母の部屋

はがせる壁紙 シールタイプ レトロトレ TRT-HM02

はがせる壁紙 シールタイプ
レトロトレ / TRT-HM02

キッチン

イージーガラスフィルム ハニカム スモーク

イージーガラスフィルム
ハニカム スモーク

施工メモ