柄のある壁紙の多くには「リピート」と呼ばれる柄の繰り返しがあります。
リピートにもいくつかの種類がありますが、こちらの記事では「ステップリピート」の壁紙の必要量の計算方法についてご紹介します。
自動計算フォームもご活用ください!
※無地壁紙(リピートなし)や柄物壁紙(ストレートリピート)の必要量の計算方法については、別の記事で詳しく解説しています。
ステップリピートとは?
壁紙の「リピート」とは「柄の繰り返しの間隔」のことです。
中でも、壁紙を垂直方向にずらして柄合わせをするデザインを「ステップリピート」といいます。


最も多いのは、隣り合う壁紙を「1リピートの半分(1/2)」ずらして貼る「1/2ステップ」です。
「ハーフステップ」や「ステップ柄合わせ」と表記されていることもあります。
そのほか、1/4ステップ、2/3ステップなど、さまざまな種類のステップリピートがあります。
「柄合わせに必要な長さ」を考慮する必要があり、必要量の計算に少しコツが必要です。
壁紙の必要量を計算してみよう:ステップリピート編
STEP 1. まずは、壁のサイズを測る
壁紙の必要量を計算するために、壁のサイズを測りましょう。
壁の「横幅」と、天井から床までの「高さ」を採寸します。

例えば、こちらの壁にステップリピートの壁紙を施工する場合の必要量をみていきましょう。
壁のサイズ|
横幅 330cm × 高さ
240cm
使用する壁紙|
幅 92cm
タテの柄リピート
64cm(1/2ステップ)
STEP 2. 必要な壁紙の巾数を計算する
(壁の横幅)÷(壁紙の幅)= 必要な壁紙の巾数

(壁の横幅 330cm)÷(壁紙の幅 92cm)= 3.58⋯ = 小数点を切り上げ = 4
⇒必要な壁紙の巾数は4巾
STEP 3. 1巾に必要な壁紙の長さを計算する
-
ステップリピートの長さを計算
(タテの柄リピート)×(ステップの分数)
= ステップリピートの長さ

(タテの柄リピート 64cm)×(ステップの分数 1/2)= 32cm
⇒ステップリピートの長さは32cm
-
1巾に必要な柄リピートの回転数を計算
(壁の高さ + 切り代 10cm)÷(タテの柄リピート)
=
1巾に必要な柄リピートの回転数

(壁の高さ 240cm + 切り代
10cm)÷(タテの柄リピート 64cm)= 3.90⋯ = 小数点を切り上げ = 4
⇒1巾あたり4回転必要
施工する際、壁紙の上下にそれぞれ5cmほどの切り代が必要です。あらかじめ「壁の高さ」に「切り代」の長さをプラスして、柄リピートの回転数を計算しておきましょう。
-
1巾に必要な壁紙の長さ【仮】を計算
(タテの柄リピート)×(必要な回転数)
= 1巾に必要な壁紙の長さ【仮】

(タテの柄リピート 64cm)×(必要な回転数 4)= 256cm
⇒1巾に必要な壁紙の長さ【仮】は256cm
-
1巾の余剰分を計算
(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】)ー(壁の高さ + 切り代 10cm)
=
1巾の余剰分

(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】256cm)ー(壁の高さ 240cm + 切り代
10cm)= 6cm
⇒1巾の余剰分は6cm
ここでも「切り代」の長さを考慮して余剰分を計算しておくと、切り代を確保できる長さが算出できます。
-
1巾の余剰分で「柄合わせ」できるかチェック!
⇒1巾に必要な壁紙の長さ【確定】
\ ココがポイント!ステップリピートの計算 /
-
(1巾の余剰分)<(ステップリピートの長さ)
(1巾の余剰分)が(ステップリピートの長さ)より「小さい」場合
⇒(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】)では柄合わせに必要な長さが足りない
(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】)+(ステップリピートの長さ)
=(1巾に必要な壁紙の長さ【確定】) -
(1巾の余剰分)≧(ステップリピートの長さ)
(1巾の余剰分)が(ステップリピートの長さ)より「大きい」もしくは「同じ」場合
⇒(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】)で柄合わせできる
(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】)
=(1巾に必要な壁紙の長さ【確定】)
今回のケースでは・・・

(1巾の余剰分 6cm)が(ステップリピートの長さ 32cm)より小さい
⇒柄合わせに必要な長さが足りない!
隣合う壁紙の柄を合わせるため、1巾ごとに「ステップリピートの長さ」分のズレが生じます。
今回の余剰分(6cm)では、ズレ(32cm)をカバーできないため、ステップリピートの長さを足す必要があります。
ステップリピートの長さを足して、1巾に必要な長さを確定させます。

(1巾に必要な壁紙の長さ【仮】256cm)+(ステップリピートの長さ 32cm)=
288cm
⇒1巾に必要な壁紙の長さ【確定】は288cm
STEP 4. 必要な壁紙のメートル数を計算する
(1巾に必要な壁紙の長さ【確定】)×(必要な壁紙の巾数)= 必要な壁紙のメートル数

(1巾に必要な壁紙の長さ【確定】288cm)×(必要な壁紙の巾数 4)= 1152cm =
11.52m
⇒必要な壁紙のメートル数は約12m
STEP 5. 商品の販売単位に換算
商品によって、最大巻メートル数や1ロールあたりの長さなど、販売単位が異なります。
それぞれの販売単位から「何巾取れるか」を考えて、商品に応じた必要量を購入してください。
今回の結果を例に、販売単位によって購入量がどのように変わるかを見てみましょう。
(1巾の長さ 288cm)×(巾数 4)
= 1152cm =
約12m 必要な場合
上記のような計算結果が出た場合の、商品別の例としてご参照ください。
例1|国産壁紙(切り売り)の場合
切り売り(1m単位)での販売
生のり付き壁紙(最大巻メートル数 30m)
のりなし壁紙(最大巻メートル数 50m)
(1巾の長さ 288cm)×(巾数 4)= 約12m
⇒ 切り売りで 12m
購入
例2|ロール販売商品の場合
1ロール(10m)単位の販売
(1巾の長さ 288cm)×(巾数 4)= 約12m
⇒ 2ロール購入
壁紙のどの位置から貼り始めると、壁に対して柄をバランス良く配置できるか、あらかじめ「柄の割り付け」を考えて施工すると美しく仕上げることができます。
- 柄の割り付けや切り損じなどを考慮し、壁紙の必要量は1〜2割ほど余裕を持って購入しておくのがおすすめです。
- 必要量の計算にはいろいろな方法があり、販売店や使用するツールにより算出される数値が異なる場合があります。
- 商品によって最大巻メートル数や販売単位が異なります。各商品ページでご確認ください。
壁紙の必要量の自動計算フォーム:ステップリピート編
壁のサイズや壁紙の情報を入力するだけで必要量を算出できる、ステップリピート専用の自動計算フォームです。
- 柄の割り付けや切り損じなどを考慮し、壁紙の必要量は1〜2割ほど余裕を持って購入しておくのがおすすめです。
- 必要量の計算にはいろいろな方法があり、販売店や使用するツールにより算出される数値が異なる場合があります。
- こちらの自動計算フォームでは「切り代 10cm」を確保できる長さが算出されます。
- 商品によって最大巻メートル数や販売単位が異なります。各商品ページでご確認ください。

