古民家や、築年数が経った住宅の和室で多く見られる「砂壁」。
趣のある雰囲気を楽しむ人がいる一方、見た目の劣化や、ぽろぽろと崩れてくる表面、インテリアとのミスマッチなど「砂壁をどうにかしたい」人たちからのお悩みの声も届いてきます。
結論からお伝えすると、壁紙屋本舗の「水だけで貼れる壁紙 Hattan(ハッタン)」は、正常な状態の砂壁(※)であれば、下地処理なしでそのまま貼ることができます。
(※)目立った剥がれ、ひび割れ、変色、カビなどが発生していない状態の砂壁
一般的な壁紙とは性質が異なるため、特徴や注意点を押さえた上で、ご自宅の「砂壁リフォームの救世主となるか」ご判断いただければと思います。
いろいろな塗り壁にハッタンを施工したDIY事例もご紹介!
砂壁をDIYする際の基礎知識
砂壁とは?土壁(じゅらく壁)や繊維壁、その他の塗り壁との違い
砂壁をはじめ、日本の住宅で見られる代表的な塗り壁の特徴をご紹介。
特に、砂壁・土壁・繊維壁は、混同している人も多く、見た目で判断しにくいことがあるかもしれません。
本記事は「砂壁」に焦点を当てていますが、他の塗り壁でも同様のことが言えますので、安心して読み進めてくださいね。
砂壁
砂と接着材を混ぜて仕上げた、和室でよく見られる塗り壁です。
表面の粒感が特徴で、キラキラ光る砂が入ることも。自然の風合いや落ち着いた和の雰囲気を演出できます。
土壁・じゅらく壁
土や藁などの自然素材を使った、昔ながらの伝統的な塗り壁です。
調湿性に優れ、素朴で温かみのある風合いが魅力。じゅらく壁は土壁の一種で、耐火性にも優れています。
繊維壁
綿やパルプなどの繊維質を主成分とした塗り壁です。
ふわふわとした柔らかい質感で、断熱性や吸音性があります。
漆喰・珪藻土
主原料は異なりますが、いずれもベースは白系のナチュラルな質感の塗り壁です。調湿や消臭効果が高く、和室にも洋室にも使われます。着色したカラータイプも。
塗り壁をDIYする代表的な3つの方法
塗り壁をDIYでリフォームする方法はいくつかありますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。
- 砂壁・漆喰・珪藻土などを塗り直す
- 壁紙を貼る
- ペンキを塗る
元の塗り壁の上から上記のDIYを行う場合、まずシーラーなどを塗って、表面を固める下地処理が必要です。
面倒くさそうな下地処理。
砂壁はどうにかしたいけど、重い腰が上がらない、という方も多いでしょう。
そんな「簡単に砂壁をDIYしたい」方に知ってもらいたいのが、下地処理なしで、そのまま砂壁に貼ることができる「Hattan(ハッタン)」です。
砂壁にそのまま貼れる壁紙「ハッタン」とは?賃貸でも使える?
水だけで貼れる壁紙「ハッタン」


ハッタンは、マットな質感が特徴のフリース(不織布)素材の壁紙です。
素材の裏に「剥がせるのり」が加工されており、全体を水に浸すことでのりが湧き出し切手のように貼ることができます。
正方形のピース状の壁紙を少しずつ貼り進め、のりが乾くまで貼り直しもできるため、初めての壁紙施工にもおすすめです。
「ハッタン」は賃貸でも使えるの?
ハッタンの裏面に加工されているのは、原状回復を前提とした「剥がせるのり」です。
つまり、賃貸OKの壁紙。

ただ、古い住宅では数十年以上に塗られた砂壁が残っていることも珍しくなく、劣化の具合により「上手く接着しない」「きれいに剥がれない」といった状況が予想されます。
また、塗り壁や無垢の木材など、表面がコーティングされていない素材の上に貼ると、水染みを起こす可能性があります。
賃貸で使用する場合は、オーナーや管理会社に確認した上でDIYに取り組むことで、トラブル防止になるでしょう。
これはハッタンに限らず言えることですが「必ず原状回復できる壁紙」は、おそらく世界中を探しても見つかりません。
下地の状態と壁紙の相性、施工する環境により、状況は千差万別だからです。
剥がせることを前提に接着力が調整されたアイテムになりますので、サンプルで壁との相性を確認するのが、施工前にできる一番確かな方法です。
砂壁のリフォームに「ハッタン」をおすすめしたい3つの理由
ハッタンは、剥がせるタイプの壁紙の中でも、多様な素材に接着しやすく、ビニール壁紙のほか、ガラスやコンクリート、木材、タイルなどにも貼れます。
そんなハッタンが、砂壁のDIYに向いている3つの理由をご紹介!
おすすめの理由 01|下地処理をしなくても貼れる
先にご紹介した通り、砂壁などの塗り壁に一般的な壁紙を貼る際には、必ずシーラーなどでの下地処理が必要です。
ざらざらとした砂の粒子がある表面に直接壁紙を貼ると、のりが上手く定着しないことがあるからです。

砂壁の下地処理
一方、水だけで貼れる壁紙「ハッタン」は、正常な状態の砂壁であれば、下地処理なしでそのまま貼ることができます。
これは、ハッタンの素材(不織布)が非常にやわらかく、砂壁の表面の凹凸や粒子に絡み、しっかりと定着してくれるからです。
「水に浸す前のハッタンが砂壁に貼り付いた」という報告が、数件寄せられています。
なぜ貼り付いたのかはっきりとした理由はわかっていませんが、他の塗り壁ではこれまで報告されておらず、特に砂壁との相性が良いことがうかがえます。
おすすめの理由 02|光を反射しにくい素材で凹凸感が目立ちにくい
凹凸のある砂壁に壁紙を貼る場合、表面をシーラーで固めるだけではなく、壁面全体をパテで平滑にしておく必要があります。壁紙の表面が下地の凹凸を拾うと、美しく仕上げることができないからです。
一方、布のような素材のハッタンは光を反射しにくいため、凹凸が目立ちにくいというメリットがあります。
実際に、凹凸のある塗り壁(珪藻土)に貼って見比べてみました。
ビニール素材の壁紙を貼ったところ、壁紙の表面に下地の凹凸が目立ちます。

ビニール素材の壁紙は凹凸が目立つ(使用品番:HMSQ-BJST-01)
同じ塗り壁にハッタンを貼ると、凹凸があるのは分かりますが、悪目立ちしない印象です。

光を反射しにくいハッタンは凹凸が目立ちにくい(使用品番:HTTC-04)
おすすめの理由 03|幅広いデザイン、サイズいろいろ!部分貼りもOK
ハッタンは、和室の雰囲気を生かせるナチュラルな柄から、洋風のインテリアにもフィットするモダンな柄まで、幅広いデザインを展開しています。
45cm角、90cm角の正方形のほか、ステッカータイプや腰壁風のデザイン、自由に切り抜けるタイプやオーダーメイドできるタイプもあり、劣化した部分だけを覆うといった部分貼りにも最適です。
砂壁に「ハッタン」を貼る前に押さえておきたい3つの注意点
砂壁と相性の良いハッタンですが、あらかじめ押さえておきたい3つの注意点をご紹介します。
注意点 01|下地が透けやすい
ハッタンの素材は隠蔽性が低く、一般的な壁紙と比べ、下地の色柄が透けやすい特徴があります。
特に白い木目柄のような淡い色味のデザインは、下地の影響を受けやすくなります。

砂壁の色の影響を受け少し色が沈んで見えるハッタン
逆に、濃色や柄の多いデザインのハッタンは下地が透けにくい傾向があります。
「透け感も含めて気に入った」というお声をいただくこともありますが、この点を踏まえて柄を選ぶのがおすすめです。
濃淡2柄の有料サンプルをご用意していますので、接着具合だけでなく、下地の透け具合もチェックしてみてくださいね。
注意点 02|剥がす際、砂壁の表面を傷める可能性がある
ハッタンに加工されているのは「剥がせるのり」。
ビニール壁紙をはじめ、コンクリートやタイルなどさまざまな下地素材と相性の良い、原状回復できることが前提の壁紙です。
ただ、触れなくてもボロボロと砂が落ちてくるような劣化した砂壁の場合、たとえ問題なく貼れたとしても、剥がす際に表面を傷つけたり、砂壁の層まで一緒に剥がしてしまう可能性があります。
下の画像は、塗り壁(珪藻土)に貼ったハッタンを乾燥後に剥がしたときの画像。塗り壁の表面が一部ハッタンに付着していることがわかります。
塗り壁の見た目を損なうほどの剥がれ方ではありませんが、表面が脆くなっている場合は、貼る前に下地処理をしておくことで、剥がす際のリスクを軽減できます。
劣化した砂壁の見極めポイント >>
砂壁に貼った「ハッタン」を剥がすときは >>
注意点 03|水染みが起きる可能性がある
ハッタンを剥がすと、貼っていた部分に若干「水染み」が起きる場合があります。
施工の際の水分やのりが砂壁に染み込み、乾燥しても元の状態より少し色が沈んで見える現象です。
事前に、目立たない場所にサンプルを貼り、確認しておきましょう。
こんな砂壁にはそのまま貼らないで!見極めポイント
砂壁が以下のような状態になっていないか、事前にチェックしてみしょう。
- 触れていないのに表面の砂が落ちてくる砂壁
- ひび割れがある砂壁
- 変色やカビが発生している砂壁
- 表面を押すとフワフワする砂壁
これらは全て、砂壁、または砂壁の下地が劣化しているサイン。
上手く接着しなかったり、剥がす際の負荷で砂壁が崩れたりする恐れがあるため、壁紙を貼る前に下地補修や下地処理することをおすすめします。
砂壁に貼った「ハッタン」を剥がすときは
砂壁に貼っていたハッタンを剥がすときに、抵抗が大きい場合や、砂壁の表面が壁紙にごっそり付いて剥がれてきそうな場合は、全体に霧吹きで水を吹きかけ、数分ほど置いてから剥がしてみてください。
のりが溶け、剥がしやすくなります。
【写真 & 動画で見るDIY事例】塗り壁にハッタン、貼ってみました!
砂壁をはじめとする塗り壁に、ハッタンを施工したDIY事例をご紹介!
施工の手順がよくわかる動画も、ぜひチェックしてみてくださいね。
(※)商材提供にてご協力いただいたPRキャンペーンの画像・動画を含みます。
塗り壁 × ハッタンのDIY事例
ベッド横の漆喰壁を木目柄の壁紙で
当たるとザラザラするのが気になっていたベッド横の漆喰壁に、木目柄のやさしい雰囲気と今っぽさを兼ね備えた、スラットウォール柄のデザインを。
縦長い板を等間隔に並べた壁面装飾は「リブウッド」とも呼ばれ、近年壁紙でも大人気のデザインです。
ビフォー
アフター使用品番:Quattro Hattan スラットウォール ミディアムウッド
大判サイズのクワトロハッタンシリーズは、継ぎ目が少ないため、すっきりした印象に仕上げたい場合にもおすすめ。
和室の柱とも色味の相性がよく、一体感のあるすてきな雰囲気になりました。
砂壁にクリスマスツリー
色とりどりのハッタンをカットして、和室の砂壁にクリスマスツリー!
剥がして水に浸すとまた貼れるので、来年のクリスマスにも使えます。
色とりどりの壁紙をカットして・・・
アフター使用品番:Hattan パレット ポップ、Hattan ギンガムチェック ほか
レトロなインテリアにぴったりハマるヴィンテージ花柄
黒電話などのレトロ家電が並ぶ背景、ボロボロだったという砂壁に花柄のハッタンを。
デッドストックの輸入壁紙の鮮やかなデザインが、レトロなインテリアにぴったり!
使用品番:Hattan パターン ヴィンテージ HPV-R01
床の間の砂壁を無地のアースカラーでブラッシュアップ
壁紙のマットな質感と、緑のアースカラーが和室になじんで、白くペイントした砂壁のいいアクセントになりました。
ビフォー
アフター使用品番:Hattan パレット アース シーウィード
古民家の土壁をアフリカン柄でモダンに?!
古民家の土壁に合わせたのは、なんとアフリカン柄!
和 × アフリカン、モダンな雰囲気の床の間に仕上がりました。
ビフォー
アフター使用品番:Hattan アフリカン ネイチャーブラウン
洋風なお部屋の砂壁をナチュラルカラーに
天井に近い小壁の部分を、リネン生地柄のナチュラルなカラーに。
砂壁がパラパラ落ちず、お掃除も楽になったそうです。
施工中
アフター使用品番:Hattan マカロンバニラ
砂壁 × ハッタン|施工の様子を動画で見る(音声付き)
ハッタン施工の様子がよくわかる動画をご紹介!
窓周りの砂壁を木目柄に
傷の目立つ砂壁にスラットウォール柄のハッタンを施工。レトロな模様入りガラスも映える仕上がりに。
動画:@fumifumi.diyさま
玄関の砂壁を真っ白にトーンアップ
少し暗い印象なのが気になっていた玄関の砂壁に、白いリネン生地デザインのハッタンを貼りました。
動画:@meno_kurashiさま
結論:水だけで貼れる壁紙「ハッタン」は、砂壁DIYの心強い味方
砂壁のリフォームに「ハッタン」をおすすめしたい最大の理由は、ある程度の強度を保った砂壁・塗り壁であれば、下地処理なしで壁紙DIYを楽しむことができるから!
雰囲気を変えたい砂壁・土壁・繊維壁といった塗り壁を「簡単にどうにかしたい」場合は、水だけで貼れる壁紙「Hattan(ハッタン)」を、ぜひご検討ください。
砂壁や塗り壁についてのお悩みが、少しでも「楽に」そして「おしゃれに」解決できるよう、応援しています!
まずはサンプルをお試しください!
ご自宅の砂壁との相性はどうか、まずはハッタンのサンプルをお試しください。
濃淡2柄のデザインをお届けするので、接着具合だけでなく、下地の透け感などもチェックすることができます。
ハッタンは壁紙屋本舗の各店舗で販売中
サンプルを含むハッタン全シリーズは、公式サイトのほか、壁紙屋本舗の各店舗で購入できます。
本記事ではご紹介できなかったデザインがたくさんありますので、チェックしてみてくださいね!








