無地壁紙とくらべ、柄合わせという作業が必要な柄物壁紙。
ほんの少しのコツを覚えるだけで、
柄物壁紙もあっという間に綺麗に貼れます!
ポイントは商品ページに記載されている”柄リピート”。
柄合わせの”パラパラ漫画手法”に慣れたら、立派な柄物マスターです!
生のり付き壁紙の動画で貼り方を見る!
下地処理からしっかり確認! 20分 完全版Movie
5分で流れを確認! 5分ショートVer.
写真と文で貼り方を見る!
Step1 貼る前の準備
用意するもの
※画像の仕様と一部異なる場合がございます。
外せるものを外す
- コンセント・スイッチのプレートは外しておきます。
- カバープレートを外すと、受け側のプレートが出てきますので、ドライバーでネジをまわして取り外します。
- これでOK。その他、カーテンレールやフックなど外せるものは外しておきます。
Step2 下地処理をする
古い壁紙をはがす場合
- 壁紙を貼る壁面の端、周囲をぐるりとカッターで切れ目をいれます。
- 適当な場所にカッターで軽く切込みを入れ、きっかけを作ってはがし始めます。
- 薄い裏紙は残って大丈夫ですが、浮いている裏紙はきれいに取り除きます。
- 裏紙の厚みに段差ができたところはパテで平らにします。
- 丸一日以上置いてパテが完全に乾いたら、紙やすりで平滑に整えます。パテの粉が飛ぶのでご注意下さい。
はがさず重ね貼りする場合
- 古い壁紙をはがさず、重ね貼りする場合は拭き掃除をして下地を綺麗にしておいてください。
※壁紙がめくれて浮いている場合は接着剤などで補修して下さい。
※壁紙がやぶれて無くなっている場合はパテで段差を埋めて下さい。
Step3 壁に基準線を引く
基準線を引く
- 天上付近、貼り始めの右端から90cmを測って印をつけます。
- 5円玉に糸を結んだものを用意し、つけた印から糸を垂らします。
- 糸に沿って、鉛筆で垂直な線を引きます。(点線でかまいません。)糸をとって、基準線の完成です。
天井高を測る
- メジャーで床から天井までの高さを測り、メモしておきます。
POINT:壁の途中では施工を中断できません。その日貼る壁を決めて、部屋の角など、きりのいいところで終わるようにしましょう。
Step4 壁紙を切って、じゃばら状にたたむ
壁紙を切る
- マスカーでマスカーで床をカバーした上で壁紙を転がして広げます。生のり付き壁紙の広げ方は間違えやすいので、動画でチェックしてください。
- 1枚目は、天井高+10cmの長さに壁紙をカット。(2枚目以降は、柄合わせが必要なので柄の大きさ分長く切ります。)
- フィルムをめくります。全部めくったら丸めて捨ててください。
ご自分でのりを塗る場合は、ローラーバケなどでのりを均一に塗ります。
じゃばら状にたたむ
- のり面どうしを合わせて、折り目が付かないようにやさしくたたみます。
- たたみ方をGIFアニメ、動画でどうぞ。
ご自分でのりを塗った場合は、10分程度おいてのりをなじませます。
※相剥ぎに関する注意書きのある壁紙の場合
フィルムをめくる、じゃばら状にたたむという工程は行わず、フィルムを少しづつはがしながら貼り進めることをおすすめします。
●相剥ぎとは…糊と付けた「裏紙」同士が付着して、はがれてしまうこと。
Step5 1枚目を貼る
- たたんだ壁紙を足元に置いて、端を持ち上げて広げます。
- 上下に5cm程度の余分を作り、だいたいの位置に貼りつけます。
- 右側を下の方に貼りつけ、わざと大きくたるみを作ります。
- 壁紙の左端を基準線に合わせていきます。のりをたっぷり塗ってあるので貼りつけてからずらすことができます。
- 左端のラインが決まったら、なでバケで左端の空気を抜きます。
- 右端を持って壁紙を起こし(めくり)ます。なでバケで圧着した左端はめくらないように。
- 壁紙の真ん中あたりを左から右に、手でなでつけて、しわを伸ばして貼りつけます。
- 次は真ん中から斜め上に。
- 続いて真ん中から斜め下に、手でなでてしわをだいたい伸ばします。
- だいたい貼れたら、なでバケを使って図の順番に空気を抜いて全体を圧着します。
Step6 余分をカットする
余分に折り目を付ける
- 指先で隅をなでて、壁紙を入隅に送り込みます。
- 竹べらを使い、まずは右端のタテの隅から壁紙に折り目を付けます。
- 次に上下のヨコの折り目をつけます。角は二つ折りにするのがポイント。
地ベラをあてて余分をカット
- 地ベラを角にしっかりあてて、カッターで上下の余分からカット。角は2枚重ねで切ります。切り始めたら、カッターを壁から離さずにスライドさせながら切って下さい。
- 次に右端のタテの余分も同様にカットします。
POINT:地ベラをあてる向きがちゃんとあります。刃がとがった方を角に入れ、丸くなっている方を切り進める方向に向けてください。
のりをふき取る
- カットした余分を取り除いたら
- スポンジを濡らして固く絞ります。
- 周りの壁や巾木についたのりふき取ります。のりが残っていると変色の原因になるので、しっかりとふき取ってください。
Step7 2枚目を貼る
柄が合うように壁紙を切る
- 2枚目から柄合わせが必要なので、柄の大きさ分長く切るか、壁にあてて柄の合うところでカットします。
- 柄の長さは商品ページの「規格→柄リピート→タテ○○cm」の情報で確認できます。
- 1枚目のサイドテープを外します。
柄合わせをして貼りつける
- 2枚目を3~4cmほど重ねるイメージでだいたいの場所に貼りつけ、左端を下げてたるみを作ります。
- 右端をずらして柄が合うように貼りつけていきます。
- パラパラ漫画のようにめくり、柄がぴったり合っているか確認しながら貼りつけていきます。
ミミを一部切るとわかりやすい!
- 上記のパラパラまんがの方法が苦手な方は、ミミを一部切るとわかりやすいです。
- このように、柄のある部分でカットします。横は1cm程度、縦は柄に合わせて数センチ切ります。
- 柄が合うところまで壁紙をずらしていきます。天井から床まで、柄がぴったり合っているか確認しながら貼っていきます。
全部を貼りつけていきます
- 右端のラインが決まったらなでバケで空気を抜きます。
- 左端を持って壁紙を起こし(めくり)ます。なでバケで圧着した右端はめくらないように。
- 壁紙の真ん中あたりを右から左に、手でなでつけて、しわを伸ばして貼りつけます。
- 次は真ん中から斜め上に。
- 続いて真ん中から斜め下に、手でなでてしわをだいたい伸ばします。
- だいたい貼れたら、なでバケを使って図の順番に空気を抜いて全体を圧着します。
余分をカット
- 一枚目と同様に、指先で隅をなでて
- 竹べらで折り目を付けて
- 上下の余分をカットしたら、スポンジで周りを拭いておきます。
Step8 ジョイント(つなぎ目)をカット
ジョイントをカット
- カッターの刃はこまめに折って、常に切れ味の良い状態にしておきます。 ジョイントカットの際は必ず折りましょう。
- 少しめくって、重なり具合と上下の絵柄があるところを確認します。
- 地ベラのとがったほうを上にして、重なりの真ん中あたり、上下の絵柄があるところを2枚重ねで切っていきます。切り始めたら、カッターを壁から離さずにスライドさせながら切って下さい。
- 壁紙2枚だけを切ります。下地まで切ってしまわないように注意が必要なので、壁紙の切れ端などで力加減を練習するのが◎
「ジョイント下敷き」を使うのも手です。 -
一番下の数センチのところは、地ベラのとがった方を下にして、下から上に切ります。
余分を取って圧着
- カットした余分を取り除きます。
- ジョイントをめくって、2枚目の裏についてるテープと、1枚目の余分も忘れずに取り除いてください。
- ジョイントローラーでつなぎ目を圧着します。もし隙間が開いてしまっても、補修する方法があります。(Step10にて)
Step9 最後の一枚を貼る
残りの巾を測って壁紙をカット
- 最後の一枚まできました。残りの壁の巾を測ります。
- 壁紙をじゃばらにたたんだまま、残りの壁巾+10cmの横巾にカットします。
最後の一枚を貼る
- 貼った壁紙のサイドテープを外します。
- 柄合わせをして貼りつけます。
- なでバケで空気を抜きます。
- 指先で隅をなでて、壁紙を隅にやさしく送り込みます。
- タテの隅に竹べらで折り目を付けます。
- 角を2つ折りで、上下のヨコの隅に折り目を付けます。
- 地ベラを角にしっかりあてて、カッターで上下の余分からカット。角は2枚重ねで切ります。
- 次に左端のタテの余分も同様にカットします。
- 余分を取って、スポンジで周りについたのりをふき取ります。
- ジョイントをカット。
- 余分を取って
- ジョイントローラーで圧着します。
Step10 周囲にコーキング剤を補填する
周囲にコーキング
- コーキング剤の口を斜めにカットします。(コーキング剤とは初心者セットについている「ハンドコーク」もしくは「ジョイントコーク」 や 「ペネット」などです。)
- 隅にコーキングを注入していきます。
- 指でなぞってならします。時々指をスポンジでふき取りながら行ってください。
- かたく絞ったスポンジで軽く拭き取ります。
- 使い終わったら口を拭いてフタをし、日の当たらない場所に保管します。
ジョイントの隙間を補修
- ジョイントの隙間が開いてしまった場合は、白などコーキング剤と合う色の壁紙であれば目立たなくすることができます。
- 隙間にコーキング剤を注入して
- 指でなでて、なじませます。
- かたく絞ったスポンジで軽く拭き取ります。
- 目立たなくなりました。
隙間補修におすすめ「ペネット」はこちら>>