お部屋の広さがクッションフロアの巾より広い場合は、2巾以上をつなぎ合わせて敷きます。
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用意するもの
※床材用接着剤は、コンクリート・モルタルに貼る時は「FL2」、コンパネなど木下地に貼る時は「エコAR600」をお使いください。
施工方法
床を掃除する
- CFを敷く前に、床を掃除してほこりや汚れを取っておきます。
- メジャーでお部屋のサイズを測り、CFを敷く方向などを確認します。
- ロールを広げて、仮敷きします。
クッションシートをカットする
- お部屋のサイズより少し長めにカットします。
- 余分を残して敷き込みます。
- シートを壁から5cmほど均等に離して壁際の型取りをします。かまぼこ板などを当てて、壁際の型取りをしながらシートの端を少しカットします。
シートを調節する
- カットできたらシートを数回踏み込んで、壁際に付けます。
- 壁にピッタリカット出来ました。
- 残りの床の幅を測ります。
- 板目柄やテラコッタ柄のCFには「ミミ」と呼ばれる数cmの切りしろがあります。
- 2枚目のシートを、残りの床の巾+(ミミの巾×2)+かまぼこ板約半分の巾で荒切りします。
- 1枚目の端から2枚目の端が、かまぼこの板巾+(ミミの巾×2)になるようにずらして、重ね敷きます。
- 2枚目も、壁際の型取りをしながらシートの端を少しカットします。
※この時、CFがずれて動かないように注意しましょう
- 2枚目のシートを数回踏み込んで壁に付けます。
- 1枚目と2枚目のミミの目地部分がぴったり重なりました。
床にシートを接着する
- シートを半分だけめくります。
- めくったところに接着剤を塗ります。クシベラでくし目をつけながら塗ります。
- 接着剤が塗れたら、20分ほど乾かします。指で触ってビヨーンとくっついてくるようになればOKです。
- できるだけ空気が入り込まないように、シートをゆっくり戻します。
- 撫でハケで空気を逃がして圧着します。
- 接着剤を塗ってないもう半分も、16~20の要領で接着します。
賃貸に施工する場合
賃貸に施工する場合は、原状回復が必要なので接着剤が使用できません。16~21の工程を飛ばして置き敷きするか、CFの端に位置調整両面テープを貼って固定するのがおすすめです。
継ぎ目をカットする際は下地を傷つけないようご注意ください。
余分をカット
- 「ぴったりカッター」で余分をカットしていきます。壁の方にグッとぴったりカッターを押し当てながら、横にスライドして切ります。
- ぴったりカッターは刃が付いている位置的に、どうしても角から数cmの部分は切れません。
- ぴったりカッターで切れない角の部分は、出来るだけ隙間ができないように地ベラで角をしっかり押さえ、ぴったりカッターで切ったラインの続きから大型カッターで切ります。
入隅・出隅の切り方
入隅の切り方
- 角の部分を図のように折り曲げて、くせ付けをします。
- くせをつけた角部分から切り込み、角を切り取ります。
- シートを戻すと、余分が壁に立ち上がります。
- 地ベラを当てて、余分をカッターで切り取ります。
- 完成です。
出隅の切り方
- 出隅にぶつかりました。
- 角の部分で折り曲げて、くせ付けをします。
- 折り目をつけた角の部分から、内側に向かって切り目を入れます。
- 余分が立ち上がりました。
- 角にしっかり地ベラを当てて、余分をカットしたら完成です。
こんな細かい部分も、難しく考える必要はありません。入隅と出隅の繰り返しです。
- 継ぎ目を2枚重ねてカットします。目地の少し横を切ると◎
- カットした余分を取り除きます。下に重なってる余分も忘れずに。
- ローラーで継ぎ目を圧着します。
注意
ハードタイプ(店舗用)は厚みがあり、一度では切れない場合があります。定規を外さずに同じ場所を二度切りしながら切り進んでいくことをおすすめします。
一度切りでは下まで切れないので、そのまま同じ場所をもう一度切る。
継ぎ目に手を加えて完成
- 継ぎ目に「継ぎ目処理剤」を注入します。
- 継ぎ目処理剤が乾いたら完成です。
1枚だけを玄関などに敷き込む場合はもっと簡単!
- 接着剤、もしくは両面テープを貼って、1辺は端に合わせて、床より少し大きめにカットしたクッションフロアを敷き込みます。
- 角の部分をカットします。
- 残りはぴったりカッターでカットするだけ!ぴったりカッターで切れない部分は地ベラと大型カッターでカットして完成!
クッションフロアの裏の素材について
クッションフロアの裏には、シートの収縮を防ぐためにグラスウールが含まれています。
グラスウールが肌に付着するとチクチクする場合がありますので、特に肌の弱い方は、クッションフロアの施工をするときには長袖・手袋の着用をおすすめします。
リバース施工とは
材料の製造上できる色むらを目立たなくするために隣り合うシートの向きを変えて貼る施工方法です。
「リバース施工をおすすめします」と書かれている商品はリバース施工がおすすめです。