一口に「壁紙を貼る」と言っても、その方法はさまざまです。
大きく分けると「のりで貼る方法」と「テープで貼る方法」があり、原状回復が必要か必要ないか、また貼りたい壁紙の種類などにより適した方法が異なります。
最近は裏面に粘着加工がされているシールタイプの壁紙も増えてきていますが、今回は元祖・壁紙を貼るための「のり」と「テープ」に的をしぼりご紹介していきたいと思います。
壁紙の裏面にあらかじめ糊を塗った状態でお届けする「生のりつき壁紙」は壁紙屋本舗の人気商品となっていますが、面倒なのり付け不要でしっかり貼れるという長所がある反面、原状回復はできません。
このようにアイテムの長所と短所は背中合わせとなっているため、自分にとっての優先順位をはっきりとさせておく必要があります。
「しっかり貼りたい」「キレイに剥がしたい」「楽に貼りたい」などなどいろいろな希望が存在する以上、それにお応えしてゆくのが壁紙屋本舗の使命!
のりとテープ、それぞれのアイテムの長所・短所を余すことなくお伝えしますので、壁紙を貼ってみたいと考えている皆さまのご参考になれば幸いです。
原状回復OK!壁紙を貼って剥がしたいあなたへ
賃貸物件の多くは退去時の原状回復が義務付けられていますよね。そしてそんな義務はなくとも、元に戻せる道を残しつつDIYをたのしみたいという方もたくさんいると思います。
まずは原状回復できるアイテムをご紹介!
はがせる糊(のり)で貼る|ポテグル
日本国内の住宅に貼られている壁紙の90%がビニール壁紙と言われています。ポテグルは既存のビニール壁紙の上から貼ってはがせる壁紙用のりです。
水によく溶かし、ダマが無くなるまで混ぜとろみが出てきたら完成。施工の前日に作っておくとのりと水がよく馴染むのでおすすめです◎
輸入壁紙を貼るならコレと言っても過言ではないほど、スタッフにも人気のアイテム!
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
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適した下地 |
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価格(※)/施工面積 |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
壁紙の種類によって、のりの塗り方や施工手順が異なります。詳しくは関連記事をご確認ください。
はがせるテープで貼る|位置調整ができる はがせる両面テープ
壁紙屋本舗の大人気商品!特殊構造で、しっかり押さえるまで貼りなおしができる画期的な両面テープです。
何と言ってもお手軽なのがテープ施工の醍醐味。
ハケやローラーといった特別な道具も必要なく手や床が汚れることもないため、テープで壁紙を貼りたいという需要は以前からずっとありました。でも、通常の両面テープで壁紙を貼るのは本当に至難の業なんです。少しズレても貼り直しが難しく、原状回復するには下地にマスキングテープを貼ったりと手間がかかるため、おすすめの方法とは言えませんでした。
そんなところに登場したのがこちらの両面テープ!
貼る位置を決め圧着するまで、はがして位置を調整でき原状回復も可能です。
洗面所や廊下などちょっとしたスペースやドアのリメイク、クッションフロアの施工などにおすすめ。
テープ施工は壁と壁紙の接着面が少ないため、全面を接着させるのりでの施工と比べ、強度や仕上がりの美しさは劣ります。部屋一面など広い面積にはあまり適した方法とは言えません。
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
※特にフリース素材の壁紙におすすめです。 |
適した下地 |
※下地の素材によって、テープをはがした際に表面を傷める場合があります。 |
価格(※)/サイズ |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
おまけ|こんな方法も
ふせんのように貼ってはがせる|マタハルくん
壁紙の裏に塗って乾かすと、ふせんのように 貼ってはがせる粘着面ができます。壁紙を好きな形に切り抜いて、ステッカーを作るときにもおすすめ!
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
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適した下地 |
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価格(※)/施工面積 |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
※マタハルくんを塗った壁紙を保存するフィルムはこちら>>(※壁紙屋本舗・楽天市場店へ移動します)壁紙用テープのり|ワルピ
小さい面積の施工におすすめの壁紙用テープのりです。
こちらのアイテムは、壁紙を使った家具のリメイクや工作や壁にポスターを貼ったりする場合におすすめ。修正テープのような使い方で、のりを壁紙の裏に転写して使用します。
1巻32mとたっぷり使え、詰め替えカートリッジがあるので経済的!広い面積の施工には向きませんのでご注意ください。
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
※壁紙の裏の素材によっては、のりがうまく転写できない場合があります。 |
適した下地 |
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価格(※)/サイズ |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
ここまでが原状回復OKのアイテム。ここからはしっかり貼れるアイテムをご紹介していきます!
とにかく壁紙をしっかり貼りたいあなたへ
とにかくしっかり貼りたいという方へのおすすめアイテムをご紹介します。
「しっかり貼る」には壁と壁紙全面が接着している必要があるため、必然的にアイテムは「のり」に絞られます。
プロの現場と同等の強度|生のりつき壁紙
壁紙屋本舗の人気アイテム「生のりつき壁紙」。
こちらは今回ご紹介するなかで唯一、壁紙とのりが一体型となったアイテムです。
日本の壁紙施工に広く使用されているでんぷん系の生のりを壁紙につけ、裏にフィルムを貼った状態でお届けするオーダー商品となります。
のり付けの手間が省け、とにかくしっかりと貼れます。必要な壁紙の量だけ計算すれば、のりやテープの必要量は考えなくていいので楽ちんですね。
フィルムを剥がした後も、のりが乾きはじめるまでは位置調整や貼り直しがしやすいので、ピターッと貼り付いてしまう粘着シートやシール壁紙より貼りやすく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
梱包したままの状態でも生のりは少しずつ固くなり位置調整や接着がしづらくなるので、商品到着後2~3週間以内の施工をお勧めしています。
施工の日程を決めて計画的にご注文いただくといいですね。
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
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適した下地 | |
価格(※)/施工面積 |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
壁の種類ごとの下地処理の方法はこちら>>原液のまま使用できる|強力タイプ壁紙用のり
原液のまま使用できる強力タイプの壁紙用のりです。
400g・800g・1600gと、3つの量から選べ、自分の好きなタイミングで施工することができます。
ちょっとした壁紙のはがれ補修や、家具のリメイクなどにもおすすめ。
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
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適した下地 | |
価格(※)/施工面積 |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
※のりを塗る際はローラーハケを使用すると、広い面積に一気に塗れるので便利です。
原液のまま使用できる|スタンダードタイプ壁紙用のり
原液のまま使用できるスタンダードタイプの壁紙用のりです。
400g・800g・1600gと、3つの量から選べ、自分の好きなタイミングで施工することができます。
ビニール壁紙の上に重ねて貼るには少し接着力が弱いですが、今ある壁紙をはがして貼る場合は十分な接着強度があります。強力タイプに比べてのりが乾きにくく扱いやすいので、今ある壁紙をはがして貼る場合はスタンダードタイプの方がおすすめです。
メリット |
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注意点 |
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使用できる壁紙の種類 |
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適した下地 |
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価格(※)/施工面積 |
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(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。
※のりを塗る際はローラーハケを使用すると、広い面積に一気に塗れるので便利です。
まとめ
今回は、壁紙を貼る上で必要な「のり」や「テープ」のおすすめアイテムについてご紹介しました。
ご紹介した5つのアイテムについて、ポイントを簡単にまとめてみたいと思います。
原状回復できるアイテム(のり・テープ)
水に溶かして使う粉のり ポテグル |
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位置調整ができる 貼ってはがせる両面テープ |
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ふせんのように貼ってはがせる マタハルくん |
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壁紙用テープのり ワルピ |
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原状回復できないアイテム(のり)
プロの現場と同等の強度 生のりつき壁紙 |
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原液のまま使用できる 強力タイプ壁紙用のり |
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原液のまま使用できる スタンダードタイプ壁紙用のり |
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壁紙屋本舗は「壁紙を自分で貼る」という文化を、良い形で広めていきたいと思っています。
今回は素人が施工するという前提で、あまりおすすめできないアイテムや施工方法は省いてご紹介しました。
これからもDIYを楽しむ皆さまのいろいろなご要望にお応えしつつ、自信をもってご紹介できる方法を広めていこうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。