壁紙を貼る「のり」や「テープ」~おすすめアイテムまとめ~

2024.07.01
壁紙を貼る「のり」や「テープ」~おすすめアイテムまとめ~

一口に「壁紙を貼る」と言っても、その方法はさまざまです。
大きく分けると「のりで貼る方法」「テープで貼る方法」があり、原状回復が必要か必要ないか、また貼りたい壁紙の種類などにより適した方法が異なります。
最近は裏面に粘着加工がされているシールタイプの壁紙も増えてきていますが、今回は元祖・壁紙を貼るための「のり」と「テープ」に的をしぼりご紹介していきたいと思います。

壁紙の裏面にあらかじめ糊を塗った状態でお届けする「生のりつき壁紙」は壁紙屋本舗の人気商品となっていますが、面倒なのり付け不要でしっかり貼れるという長所がある反面、原状回復はできません。
このようにアイテムの長所と短所は背中合わせとなっているため、自分にとっての優先順位をはっきりとさせておく必要があります。

「しっかり貼りたい」「キレイに剥がしたい」「楽に貼りたい」などなどいろいろな希望が存在する以上、それにお応えしてゆくのが壁紙屋本舗の使命!
のりとテープ、それぞれのアイテムの長所・短所を余すことなくお伝えしますので、壁紙を貼ってみたいと考えている皆さまのご参考になれば幸いです。



原状回復OK!壁紙を貼って剥がしたいあなたへ

賃貸物件の多くは退去時の原状回復が義務付けられていますよね。そしてそんな義務はなくとも、元に戻せる道を残しつつDIYをたのしみたいという方もたくさんいると思います。
まずは原状回復できるアイテムをご紹介!

はがせる糊(のり)で貼る|ポテグル

日本国内の住宅に貼られている壁紙の90%がビニール壁紙と言われています。ポテグルは既存のビニール壁紙の上から貼ってはがせる壁紙用のりです。
水によく溶かし、ダマが無くなるまで混ぜとろみが出てきたら完成。施工の前日に作っておくとのりと水がよく馴染むのでおすすめです◎
輸入壁紙を貼るならコレと言っても過言ではないほど、スタッフにも人気のアイテム!

最近「撥水」や「汚れ防止」といった機能を持ったビニール壁紙が増えてきており、こういった機能性壁紙の上にはうまく接着しない場合があります。機能性壁紙は通常のビニール壁紙と見分けがつきにくいので、お試しセットで接着の相性を確認することをおすすめします。

貼ってはがせるのり ポテグル 輸入壁紙お試しセットはこちら>>

メリット
  • 強すぎない接着力で剥がしやすい。
    ※下地によっては、きれいにはがせない場合があります。
    ※のりの濃度を濃くし過ぎると、フリース素材の壁紙でもきれいにはがせない場合があります。
  • 必要な分だけのりを作って使える。
  • 価格がリーズナブル。
注意点
  • のりを作る手間がかかる。
  • 乾くまでの接着力が弱いため、天井や巻き癖が強い壁紙には不向き。
  • 「撥水」や「汚れ防止」などの機能性壁紙の上には接着しない場合がある。
使用できる壁紙の種類
  • はがせるフリース壁紙(のりなしタイプ)
  • 輸入壁紙(フリース素材)
  • 国産壁紙(裏地が紙素材)
    ※はがす際に裏紙が壁に残ります。
    ※霧吹きなどで水を吹きかけ紙をふやかすと剥がすことができます。
適した下地
  • ビニール壁紙
    ※撥水や防汚といった機能のあるビニール壁紙の上にはうまく接着しない場合があります。
価格(※)/施工面積
  • 990円(税込)/30~40㎡

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

壁紙の種類によって、のりの塗り方や施工手順が異なります。詳しくは関連記事をご確認ください。

はがせるフリース壁紙の貼り方(はがせるのりで貼る方法)

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賃貸でも国産壁紙がのりで貼ってはがせる!





はがせるテープで貼る|位置調整ができる はがせる両面テープ

壁紙屋本舗の大人気商品!特殊構造で、しっかり押さえるまで貼りなおしができる画期的な両面テープです。

何と言ってもお手軽なのがテープ施工の醍醐味。
ハケやローラーといった特別な道具も必要なく手や床が汚れることもないため、テープで壁紙を貼りたいという需要は以前からずっとありました。でも、通常の両面テープで壁紙を貼るのは本当に至難の業なんです。少しズレても貼り直しが難しく、原状回復するには下地にマスキングテープを貼ったりと手間がかかるため、おすすめの方法とは言えませんでした。

そんなところに登場したのがこちらの両面テープ!
貼る位置を決め圧着するまで、はがして位置を調整でき原状回復も可能です。
洗面所や廊下などちょっとしたスペースやドアのリメイク、クッションフロアの施工などにおすすめ。

テープ施工は壁と壁紙の接着面が少ないため、全面を接着させるのりでの施工と比べ、強度や仕上がりの美しさは劣ります。部屋一面など広い面積にはあまり適した方法とは言えません。

メリット
  • 原状回復できる。
  • 貼る位置を決め圧着するまで位置を調整できる。
  • 特殊な道具が必要なく手軽に施工できる。
注意点
  • 広い面積の施工には向かない。
  • 強度や仕上がりはのりに比べて劣る。
  • 壁紙の柄によってはシワが目立つ場合がある。
    ※無地やシンプルな柄はシワが目立ちやすくなります。
    ※晴れの日(湿度の低い日)に施工するとシワができやすくなります。
使用できる壁紙の種類
    • はがせるフリース壁紙(のりなしタイプ)
    • 輸入壁紙(フリース素材)
    • 国産壁紙(紙素材)
    • 輸入壁紙(紙素材)

※特にフリース素材の壁紙におすすめです。

適した下地
    • ビニール壁紙
    • ガラス面やプラスチック面などつるつるとした下地

※下地の素材によって、テープをはがした際に表面を傷める場合があります。

価格(※)/サイズ
  • 1,680円(税込)/ 巾4cm×長さ10m
    ※貼り方により施工できる面積が大きく異なります。

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

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おまけ|こんな方法も

ふせんのように貼ってはがせる|マタハルくん

壁紙の裏に塗って乾かすと、ふせんのように 貼ってはがせる粘着面ができます。壁紙を好きな形に切り抜いて、ステッカーを作るときにもおすすめ!

メリット
  • 壁紙をふせんのように貼ってはがせて、また貼れる。
  • 原状回復できる。
注意点
  • マタハルくんを塗ってから貼るまでに約1日の乾燥時間が必要。
  • マタハルくんを塗った壁紙を広げて乾かすスペースが必要。
  • 完全に乾燥していない状態で貼ると、きれいにはがせないことがある。
  • 国産壁紙(紙素材)には使えない。
使用できる壁紙の種類
  • 輸入壁紙(フリース素材)
適した下地
  • ビニール壁紙
  • ガラス面やプラスチックなどつるつるとした下地
価格(※)/施工面積
  • 2,598円(税込)/5㎡

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

※マタハルくんを塗った壁紙を保存するフィルムはこちら>>(※壁紙屋本舗・楽天市場店へ移動します)

賃貸おすすめ!ふせんみたいな弱粘着のりで輸入壁紙を貼る方法





壁紙用テープのり|ワルピ

walpi

小さい面積の施工におすすめの壁紙用テープのりです。
こちらのアイテムは、壁紙を使った家具のリメイクや工作や壁にポスターを貼ったりする場合におすすめ。修正テープのような使い方で、のりを壁紙の裏に転写して使用します。
1巻32mとたっぷり使え、詰め替えカートリッジがあるので経済的!広い面積の施工には向きませんのでご注意ください。

メリット
  • 貼ってはがしやすい。
  • 工作や家具のリメイクなど小さい面積の施工に最適。
注意点
  • 広い面積には向かない。
使用できる壁紙の種類
    • 国産壁紙(紙素材)
    • はがせるフリース壁紙(のりなしタイプ)
    • 輸入壁紙(フリース素材)

※壁紙の裏の素材によっては、のりがうまく転写できない場合があります。

適した下地
  • ビニール壁紙
    ※凹凸の大きい壁紙や汚れ防止の壁紙など、接着しにくいものがあります。
価格(※)/サイズ
  • 110円(税込)/ 巾1cm × 長さ32m

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

画鋲を使わずポスターや写真を飾るなら!はがせる壁紙用テープのり Wal-pi(ワルピ)

オマケ|ホッチキスでの施工
その他、壁紙を簡易的にホッチキスで貼る方法もあります。
パーティーなど一時的な装飾におすすめ。
方法を詳しく見たい方はこちら>>(※楽天・壁紙屋本舗サイトへリンクします)


ここまでが原状回復OKのアイテム。ここからはしっかり貼れるアイテムをご紹介していきます!

とにかく壁紙をしっかり貼りたいあなたへ

とにかくしっかり貼りたいという方へのおすすめアイテムをご紹介します。
「しっかり貼る」には壁と壁紙全面が接着している必要があるため、必然的にアイテムは「のり」に絞られます。

プロの現場と同等の強度|生のりつき壁紙

壁紙屋本舗の人気アイテム「生のりつき壁紙」。
こちらは今回ご紹介するなかで唯一、壁紙とのりが一体型となったアイテムです。

日本の壁紙施工に広く使用されているでんぷん系の生のりを壁紙につけ、裏にフィルムを貼った状態でお届けするオーダー商品となります。
のり付けの手間が省け、とにかくしっかりと貼れます。必要な壁紙の量だけ計算すれば、のりやテープの必要量は考えなくていいので楽ちんですね。
フィルムを剥がした後も、のりが乾きはじめるまでは位置調整や貼り直しがしやすいので、ピターッと貼り付いてしまう粘着シートやシール壁紙より貼りやすく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

梱包したままの状態でも生のりは少しずつ固くなり位置調整や接着がしづらくなるので、商品到着後2~3週間以内の施工をお勧めしています。
施工の日程を決めて計画的にご注文いただくといいですね。

メリット
  • しっかりとした強度でキレイに貼れる。
  • 面倒な壁紙へののり付けが不要。
  • 価格がリーズナブル。
注意点
  • 原状回復できない。
  • のりが乾いてしまうため、お届けから2~3週間以内の施工が必要。
  • のりで汚れるため、床の養生や使用後の道具の手入れが必要。
使用できる壁紙の種類
  • 国産壁紙
  • 破れにくい壁紙壁紙
適した下地
  • 今ある壁紙を剥がした下地。
  • 今ある壁紙の上から。
    ※撥水や防汚といった機能性壁紙の上にはうまく接着しない場合があります。
  • 化粧合板やガラス面。
  • じゅらく壁や砂壁。
    シーラー処理後、シールパテで下地を平坦にしてから施工してください。
    詳しくはこちら>>
価格(※)/施工面積
  • 1m(幅約90cm)あたり499円(税込)〜
    ※壁紙+のり代込みの価格でとてもリーズナブルです。

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

生のり付き壁紙の貼り方 柄物編

生のり付き壁紙の貼り方 無地編

天井に生のり付き壁紙を貼る方法

壁の種類ごとの下地処理の方法はこちら>>





原液のまま使用できる|強力タイプ壁紙用のり

原液のまま使用できる強力タイプの壁紙用のりです。
400g・800g・1600gと、3つの量から選べ、自分の好きなタイミングで施工することができます。
ちょっとした壁紙のはがれ補修や、家具のリメイクなどにもおすすめ。

メリット
  • 原液のまま使える。
  • しっかりキレイに貼れる。
  • 自分の好きなタイミングで施工できる。
    ※開封後も密封すると長期間の保存が可能です。
注意点
  • 原状回復できない。
  • のりで汚れるため、床の養生や使用後の道具の手入れが必要。
  • 紙素材の壁紙に使用する場合、壁紙の裏にのりを塗ってから5分程度オープンタイムをとる必要がある。
    ※輸入壁紙(フリース素材)の場合は壁側に塗って使用し、オープンタイムは必要ありません。
使用できる壁紙の種類
  • はがせるフリース壁紙(のりなしタイプ)
  • 輸入壁紙(フリース素材)
  • 国産壁紙(紙素材)
  • 輸入壁紙(紙素材)
適した下地
  • 今ある壁紙を剥がした下地。
  • 今ある壁紙の上から。
    ※撥水や防汚といった機能性壁紙の上にはうまく接着しない場合があります。
  • 化粧合板やガラス面。
  • じゅらく壁や砂壁。
    シーラー処理後、シールパテで下地を平坦にしてから施工してください。
    詳しくはこちら>>
価格(※)/施工面積
  • 400g 419円(税込)/2.6㎡
  • 800g 828円(税込)/5.2㎡
  • 1600g 1,519円(税込)/10.4㎡

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

※のりを塗る際はローラーハケを使用すると、広い面積に一気に塗れるので便利です。





原液のまま使用できる|スタンダードタイプ壁紙用のり

原液のまま使用できるスタンダードタイプの壁紙用のりです。
400g・800g・1600gと、3つの量から選べ、自分の好きなタイミングで施工することができます。
ビニール壁紙の上に重ねて貼るには少し接着力が弱いですが、今ある壁紙をはがして貼る場合は十分な接着強度があります。強力タイプに比べてのりが乾きにくく扱いやすいので、今ある壁紙をはがして貼る場合はスタンダードタイプの方がおすすめです。

メリット
  • 原液のまま使える。
  • 今ある壁紙をはがして貼る時におすすめ。
  • 自分の好きなタイミングで施工できる。
    ※開封後も密封すると長期間の保存が可能です。
  • 「強力タイプ壁紙用のり」より価格がリーズナブル。
注意点
  • 原状回復できない。
  • のりで汚れるため、床の養生や使用後の道具の手入れが必要。
  • 今ある壁紙の上から貼る場合や、つるつるとした面に貼る場合、接着力が足りない可能性がある。
  • 紙素材の壁紙に使用する場合、壁紙の裏にのりを塗ってから5分程度オープンタイムをとる必要がある。
    ※輸入壁紙(フリース素材)の場合は壁側に塗って使用し、オープンタイムは必要ありません。
使用できる壁紙の種類
  • はがせるフリース壁紙(のりなしタイプ)
  • 輸入壁紙(フリース素材)
  • 国産壁紙(紙素材)
  • 輸入壁紙(紙素材)
適した下地
  • 今ある壁紙を剥がした下地。
    ※ベニヤ板や石膏ボード、モルタル面などへ貼る場合に適しています。
価格(※)/施工面積
  • 400g 314円(税込)/2.6㎡
  • 800g 618円(税込)/5.2㎡
  • 1600g 1,100円(税込)/10.4㎡

(※)表示価格は消費税10%込の金額です。価格は予告なしに変更されることがあります。最新の情報は各商品ページでご確認ください。

※のりを塗る際はローラーハケを使用すると、広い面積に一気に塗れるので便利です。


まとめ

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今回は、壁紙を貼る上で必要な「のり」や「テープ」のおすすめアイテムについてご紹介しました。
ご紹介した5つのアイテムについて、ポイントを簡単にまとめてみたいと思います。

原状回復できるアイテム(のり・テープ)

水に溶かして使う粉のり
ポテグル
  • 原状回復できる
  • フリース素材の壁紙を貼りたい人におすすめ
  • 価格がリーズナブル
位置調整ができる
貼ってはがせる両面テープ
  • 原状回復できる
  • 特別な道具が要らず、お手軽に施工したい人におすすめ
  • ちょっとしたスペースやドアなどの施工におすすめ
  • フリース素材・紙素材どちらの壁紙にも使える
ふせんのように貼ってはがせる
マタハルくん
  • 原状回復できる
  • ふせんのように貼ってはがして、また貼れる
  • フリース素材の壁紙にしか使えない
壁紙用テープのり
ワルピ
glue_02
  • 原状回復できる
  • 小さい面積の施工やポスターの貼付、工作などにおすすめ
  • 素材によってのりが転写しにくいことがある
  • フリース素材・紙素材どちらの壁紙にも使える

原状回復できないアイテム(のり)

プロの現場と同等の強度
生のりつき壁紙
glue_01
  • 原状回復できない
  • 届いてすぐ貼れる
  • しっかりした強度で貼れる
  • 選べる壁紙の種類が限定される
  • 価格がリーズナブル
  • のりが乾いてしまうため、お届けから2~3週間以内の施工が必要
原液のまま使用できる
強力タイプ壁紙用のり
  • 原状回復できない
  • しっかりした強度で貼れる
  • フリース素材・紙素材どちらの壁紙にも使える
  • 家具のリメイクなどにもおすすめ
  • いつでも好きな時に施工できる
原液のまま使用できる
スタンダードタイプ壁紙用のり
  • 原状回復できない
  • 今ある壁紙をはがして貼る場合におすすめ
  • フリース素材・紙素材どちらの壁紙にも使える
  • いつでも好きな時に施工できる
  • 「強力タイプ」に比べ価格がリーズナブル

壁紙屋本舗は「壁紙を自分で貼る」という文化を、良い形で広めていきたいと思っています。
今回は素人が施工するという前提で、あまりおすすめできないアイテムや施工方法は省いてご紹介しました。

これからもDIYを楽しむ皆さまのいろいろなご要望にお応えしつつ、自信をもってご紹介できる方法を広めていこうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。



壁紙・クロスの種類と選び方