切り売りやロール単位で販売されている壁紙は、必要量を計算して購入します。
「無地壁紙」と「柄物壁紙」では、必要量の計算方法が異なります。
柄物壁紙の多くには「リピート」と呼ばれる「柄の繰り返し」があり、隣り合う壁紙と柄を合わせるための長さが余分に必要になるためです。
こちらの記事では「無地壁紙(リピートなし)」と「柄物壁紙(ストレートリピート)」の必要量の計算方法についてご紹介します。
※柄物壁紙(ステップリピート)の必要量の計算方法については、別の記事で詳しく解説しています。
無地壁紙の必要量を計算してみよう:リピートなし(ノーリピート)編
リピートなし(ノーリピート)の壁紙とは?
壁紙の「リピート」とは「柄の繰り返しの間隔」のことです。
リピートがない、つまり柄のない無地壁紙のほか、ストライプ柄のように、隣り合う壁紙の柄を合わせる必要がないデザインの壁紙が「リピートなし」に分類されます。「ノーリピート」と呼ばれることもあります。

リピートなしの壁紙は「切り代」を考慮するだけで必要量を算出できます。
ただし、一見無地のような壁紙でも、ムラ感や質感を表現するためにリピートが用いられているケースや、リピートがあっても柄合わせをする必要がない「フリージョイント」や「無地貼り可」のデザインもあります。
購入する際は、必ず壁紙の「商品情報」を確認しましょう。
リピートがある壁紙は、商品情報の中に「リピート」に関する記載があります。
リピートに関する記載がない壁紙は「リピートなし」の場合と、「リピートを考慮する必要がない」場合があります。
例えば、1枚の長さが決まっているパネル販売の壁紙は、隣り合う壁紙の柄が合うように設計されておりリピートを考慮せずに必要量を判断できるため、記載が省略されていることもあります。
それでは、リピートなし(ノーリピート)の壁紙の必要量の計算方法をみていきましょう。
STEP 1. まずは、壁のサイズを測る
壁紙の必要量を計算するために、壁のサイズを測りましょう。
壁の「横幅」と、天井から床までの「高さ」を採寸します。
例えば、こちらの壁に「幅92cm・リピートなし」の壁紙を施工する場合の必要量をみていきましょう。
壁のサイズ|
横幅 330cm × 高さ
240cm
使用する壁紙|
幅 92cm(リピートなし)
STEP 2. 必要な壁紙の巾数を計算する
(壁の横幅)÷(壁紙の幅)= 必要な壁紙の巾数
(壁の横幅 330cm)÷(壁紙の幅 92cm)= 3.58⋯ = 小数点を切り上げ = 4
⇒必要な壁紙の巾数は4巾
STEP 3. 1巾に必要な壁紙の長さを計算する
(壁の高さ)+(切り代 10cm)
=
1巾に必要な壁紙の長さ
(壁の高さ 240cm)+(切り代 10cm) = 250cm
⇒1巾に必要な壁紙の長さは250cm
施工する際、壁紙の上下にそれぞれ5cmほどの切り代が必要です。「壁の高さ」に「切り代」の長さをプラスして1巾に必要な壁紙の長さを計算します。
STEP 4. 必要な壁紙のメートル数を計算する
(1巾に必要な壁紙の長さ)×(必要な壁紙の巾数)= 必要な壁紙のメートル数
(1巾に必要な壁紙の長さ 250cm)×(必要な壁紙の巾数 4巾)= 1000cm = 10m
⇒必要な壁紙のメートル数は10m
- 切り損じなどを考慮し、壁紙の必要量は1〜2割ほど余裕を持って購入しておくのがおすすめです。
- 商品によって最大巻メートル数や販売単位が異なります。各商品ページでご確認ください。
柄物壁紙の必要量を計算してみよう:ストレートリピート編
ストレートリピートの壁紙とは?
柄物壁紙の多くには「リピート」と呼ばれる「柄の繰り返し」があります。
中でも、壁紙(1巾)の水平方向、左右同じ位置に対となるモチーフがあるデザインを「ストレートリピート」といいます。

隣り合う壁紙の柄の位置を合わせながら施工するため、必要量を計算する際に「切り代」だけでなく「リピート」の長さを考慮する必要があります。
リピートの長さはどこで確認できる?

壁紙屋本舗の公式オンラインストアでは、商品ページの「商品規格」に、リピートの情報を記載しています。
必要量の計算に必要になるのは「タテの柄リピート」の長さです。「タテ」や「ヨコ」の記載がない場合は、それが「タテの柄リピート」の長さになります。
リピートの種類について明記されていない場合は「ストレートリピート」です。
「1/2ステップ」「ステップ柄合わせ」などの記載がある場合は「ステップリピート」になり、必要量の計算方法が異なります。
※「ステップリピート」の壁紙の必要量の計算方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
それでは、ストレートリピートの壁紙の必要量の計算方法をみていきましょう。
STEP 1. まずは、壁のサイズを測る
壁紙の必要量を計算するために、壁のサイズを測りましょう。
壁の「横幅」と、天井から床までの「高さ」を採寸します。
例えば、こちらの壁に「幅92cm・タテの柄リピート64cm(ストレートリピート)」の壁紙を施工する場合の必要量をみていきましょう。
壁のサイズ|
横幅 330cm × 高さ
240cm
使用する壁紙|
幅 92cm
タテの柄リピート
64cm(ストレートリピート)
STEP 2. 必要な壁紙の巾数を計算する
(壁の横幅)÷(壁紙の幅)= 必要な壁紙の巾数
(壁の横幅 330cm)÷(壁紙の幅 92cm)= 3.58⋯ = 小数点を切り上げ = 4
⇒必要な壁紙の巾数は4巾
STEP 3. 1巾に必要な壁紙の長さを計算する
(壁の高さ + 切り代 10cm)÷(タテの柄リピート)
=
1巾に必要な柄リピートの回転数
(壁の高さ 240cm + 切り代
10cm)÷(タテの柄リピート 64cm)= 3.90⋯ = 小数点を切り上げ = 4
⇒1巾あたり4回転必要
施工する際、壁紙の上下にそれぞれ5cmほどの切り代が必要です。「壁の高さ」に「切り代」の長さをプラスして1巾に必要な柄リピートの回転数を計算します。
(タテの柄リピート)×(必要な回転数)
= 1巾に必要な壁紙の長さ
(タテの柄リピート 64cm)×(必要な回転数 4)= 256cm
⇒1巾に必要な壁紙の長さは256cm
最初に貼る1巾目はリピートを考慮する必要がないため、実際は(天井高 240cm + 切り代 10cm)の長さがあれば足ります。
ただし「柄の割り付け」にこだわりたい場合は、この長さでは足りない場合があるためご注意ください。
※自動計算フォームでは、どの巾もすべて同じ長さ(= 1巾に必要な壁紙の長さ)で算出されます。
柄の割り付けとは?
「柄の割り付け」とは、壁に対して、壁紙の柄をバランス良く配置するための計画のことです。
あらかじめ柄の割り付けを考え、壁紙の貼り始めの位置を決めて施工することで美しく仕上げることができます。
柄のバランスが悪い例

柄を均等に配置できた例
STEP 4. 必要な壁紙のメートル数を計算する
(1巾に必要な壁紙の長さ)×(必要な壁紙の巾数)= 必要な壁紙のメートル数
(1巾に必要な壁紙の長さ 256cm)×(必要な壁紙の巾数 4巾)= 1024cm = 10.24m
⇒必要な壁紙のメートル数は11m
- 切り損じや柄の割り付けなどを考慮し、壁紙の必要量は1〜2割ほど余裕を持って購入しておくのがおすすめです。
- 商品によって最大巻メートル数や販売単位が異なります。各商品ページでご確認ください。
壁紙の必要量の自動計算フォーム:リピートなし・ストレートリピート編
壁のサイズや壁紙の情報を入力するだけで必要量を算出できる、自動計算フォームです。
無地壁紙(リピートなし)と、柄物壁紙(ストレートリピート)の壁紙の必要量計算にご利用ください。
商品情報に「1/2ステップ」「ステップ柄合わせ」などの記載がある壁紙は「ステップリピート」になります。
「ステップリピート」の壁紙の必要量の計算方法については、こちらの記事でご確認ください。
- 柄の割り付けや切り損じなどを考慮し、壁紙の必要量は1〜2割ほど余裕を持って購入しておくのがおすすめです。
- 必要量の計算にはいろいろな方法があり、販売店や使用するツールにより算出される数値が異なる場合があります。
- こちらの自動計算フォームでは「切り代 10cm」を確保できる長さが算出されます。
- 商品によって最大巻メートル数や販売単位が異なります。各商品ページでご確認ください。



