世界各国にある壁紙と、その国の文化に焦点を当てた[読んで見る壁紙旅行]へご招待。
今回の旅はオランダです。それでは参りましょう
Veel plezier!(楽しんでね~!)
オランダってこんな国
オランダといえば皆さん何が思い浮かんできますか?
絵本のようなカラフルな街並み、チューリップ、風車、運河、芸術…北海道の約半分程度の小さな面積ながら、魅力がたっぷりと詰まった国です。
オランダはヨーロッパ北西部にあり、首都はアムステルダム。
オランダの通称はNederland(ネーデルラント)。俗称はHolland(ホラント)であり、私たちが馴染みある「オランダ」は俗称から生まれたようです。
東はドイツ、南はベルギーと国境を接しておりカリブ海の島々と共にオランダ王国を構成。
日本では鎖国下で唯一外交関係を維持した国ですね。もたらした学問技術は蘭学といわれ、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
さらに色々と調べてみると、オランダの人々は挨拶やお礼などマナーをしっかりと重んじている国だそうです。色々と挨拶の言葉がありますが、ラフな挨拶はHallo(ハロ)。
英語のhelloにスペルも読み方もそっくりですが、少し違うそうです。
平均身長が男女とも非常に高く(羨ましい…!)、身だしなみもしっかりきっちり。なんと子供用ヘアーワックスなんかも売られているそう。
ヨーロッパは日照時間が少ないという要因があるかもしれませんが、太陽が大好きで、日が出ているとみんなテラスや公園でカフェを楽しんでいます。
首都アムステルダムなど有名な観光地は建物が多く並び近代的な印象ですが、少し離れると自然あふれる美しい風景が広がります。
国際貿易や金融、流通、酪農、化学産業が盛んな経済大国。そして何より芸術に溢れた国、オランダ。
ヴァン・ゴッホ美術館があり、レンブラントやフェルメール作品の宝庫とも言われています。
多くの画家や建築家、音楽家たちを生んできました。
それではオランダの壁紙へご案内!
オランダが生んだ壁紙たち
芸術の国であるからこそ、壁紙もデザイン性が高く、こだわりあるものが多くあります。
例えば壁紙屋本舗で取り扱う輸入壁紙の代表格、NLXL(エヌエルエックスエル)もオランダから生まれた壁紙ブランド。
さらに、とってもCUTEなstudio ditte(スタジオ・ディッテ)、オランダで100年以上の歴史を持つ老舗ブランドEijffinger(アイフィンガー)やパターンが美しいOttoline(オットリン)など、それぞれに特性をもったオランダ生まれの壁紙がたくさん。
What’s NLXL
2010年に設立されたNLXLは、デザイナーPiet Hein EekとNLXLの創設者Rick Vintage&Esther Vlakの発案によるScrapwood Wallpaperで知られています。
パリのセレクトショップ「merci」やカリスマデザイナーStudio Jobともコラボするなど、その勢いはとどまることを知らないブランド。
PICK UP! <SCRAPWOOD WALLPAPER>
SCRAPWOOD WALLPAPERシリーズは初代「SCRAPWOOD WALLPAPER」、「SCRAPWOOD WALLPAPER2」の2コレクションからなり、全16デザイン。
廃材を使い素材の新たな魅力を引き出す家具”スクラップウッド”の生みの親であるPiet氏が、家具シリーズのコンセプトをそのままにデザインを手軽に空間に取り入れることができる壁紙を生み出しました。
瞬く間に世界中で人気に火が付き、文字通り人の心を揺さぶる空間を作り出しています。
今では似たデザインが巷でよく見られるようになりましたが、元祖スクラップウッドデザインはオランダのデザイナーから始まったのです。
Piet Hein Eek(ピート・ヘイン・イーク)
再生素材を使用したデザインで国際的に有名なデザイナー。
日常の普通の素材を望ましいデザイン要素に高め、新たな命を吹き込むために仕事を続けています。昨年、IKEAから家具をリリースし話題に。
さらにインタビューを読みたい方はこちら
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その他NLXLシリーズ
SCRAPWOOD WALLPAPERに次ぐNLXLとPiet Hein Eekのコラボレーション。
根強い人気を誇るスクラップウッドシリーズに立ち戻り、新感覚の寄木デザインがデビュー。
“Timber Strips Wallpaper”コレクションはさらに超リアリスティックな次元に突入!
オランダのデザイナー・PIET BOON(ピート・ブーン)が作り出すリアルなコンクリート柄にほどよいビンテージ感が魅力の壁紙。
PIET BOONは家具のみならず、建築、内装、インテリアに至るまでトータルでデザインし、彼の作り出すラグジュアリーな空間は、クールでありながら暖かみもあり、セレブリティを中心にとても人気のデザイナーです。
「merci」と言えばパリで人気のセレクトショップ。WALPAで人気の「SCRAPWOOD WALLPAPER」を製造しているNLXL社と「merci」がコラボして出来上がった壁紙がこちら。 リアルなタイル柄に、ほどよいビンテージ感が魅力の壁紙。壁はもちろん天井にもオススメ!
オランダ製の壁紙をもっと(meer!)
studio ditte(スタジオ・ディッテ)
Studio ditteはデザイン大国オランダのブランド。
壁紙だけでなくファブリックも手がけ、そのデザインは陶器の皿や、ブリキのロボット、可愛いリボンなど。
キュートなフェイクデザインで、女子にオススメ!シンプルなデザインの家具によく似合います。
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上でご紹介したstudio ditteの壁紙「porcelain」は陶器という意味ですが、オランダの陶器といえばデルフトブルーまたは、ロイヤルデルフトという名で知られています。
オランダ・デルフトの街で16世紀以来生産された陶器たち。この陶器は裕福な人々の間で人気があり、彼らはお互いに自分のデルフトブルーのコレクションを自慢し合っていたようです。
33もあった工房も、今では17世紀から続くたった一つの工房しか残っていないそうです。
現在、実際の工房を訪問することができるようなので、ぜひ一度は行ってみたいですね。
参考:Holland.com
Eijffinger(アイフィンガー)
オランダで100年以上の歴史を持つ老舗ブランド、Eijffinger(アイフィンガー)。
様々な素材、技法を用いて生み出される壁紙はこのブランドならではの強い個性を主張します。
そのデザインは大胆な色使いと組み合わされ、Eijffingerの世界を創り出しています。
(テシード社サイトより)
エレガント、ボタニカル、エスニックをコレクションから選びましたが、アイフィンガーのアイテム点数はさすが老舗と言いたくなるほどの多さ。
どれも絶妙なカラーリングが美しく、日本では出会えないような大胆で独自性があり、個性あふれる壁紙ばかりです。
Eijffinger最新コレクションは姉妹店・WALPAよりお楽しみください。
※姉妹店・WALPA.jpへ飛びます。
Ottoline(オットリン)
「美しい建築を見つけると、頭の中にすぐにパターンが浮かんでくるんです」
by オットリン
リバティプリントの生地でドレスを繕ってくれる母親に愛され、クリエイティブな環境で生まれ育ったオットリン。
日常生活のほんの些細な事象や、中央アジアのSuzani(スザニ)、メキシコの少数民族の伝統柄Otomi(オトミ)など、 世界の様々な伝統的な柄からインスピレーションを得て生まれる彼女のパターンは、力強くそして空間を美しく彩ります。
壁紙の上を走る素敵なパターンたち。アイテム点数はまだ少ないですが、オットリンならではのクリエイティブなデザインを取り入れれば異国情緒溢れるお部屋を楽しめます。
※Ottolineの壁紙は販売終了しました。
旅の締めくくり
世界の壁紙から〜オランダ編〜、今回ご紹介したブランド・壁紙はそれぞれ趣向を凝らした素敵なコレクションばかりです。
世界にはまだまだ皆さんの目に触れていない壁紙たちがたくさんあるので、それぞれの国の文化に触れつつ、出会っていなかった壁紙をお楽しみいただければ幸いです。
旅行気分でお気に入りデザインを探す旅、どんどん楽しみましょう♪
アテンドはkukiがお送り致しました。
Tot ziens!(またね~!)
猫と2匹暮らし。海外旅行は世界遺産巡りをしてみたい。
オランダの街並みを検索しているとテラスでビールを楽しむ画像が多くありました。ハイネケンの生産国でもあるオランダ。素敵な街並みとテラスでビールも最高ですね!