生活の中で壁紙を選ぶ"きっかけ"｜水曜日のコラム

始まりました水曜日のコラム。
壁紙屋本舗スタッフkukiが気になったこと、思ったことを綴ってまいります。
記念すべきvol.1のキーワードは”きっかけ”。
わたしが悩んでいた壁紙への第一歩、そして貼ることになったきっかけをお話しさせていただきます。

切っ掛け（読み）キッカケ

物事を始める手がかり。糸口。また、原因や動機。「事態打開の切っ掛けをつかむ」「ふとした切っ掛けで知り合う」

歌舞伎などの舞台で、俳優の出入り、音楽・照明の変化などの進行上の合図となる動作やせりふ。「下座(げざ)に切っ掛けを渡す」

符号。しるし。「けいこ本の所々へ〇(まるいもの)や△(うろこ)や、色々な―をして」〈滑・浮世床・初〉

気勢。心意気。「男の―を外すまじきとて」〈甲陽軍鑑・一六〉

引用元：コトバンク

初めては億劫？

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歳を重ねるごとに、初めてのことに慎重になってきたように感じます。
子供のころと比べて、挑戦よりも失敗の後始末を考えてしまったり、仕事や家事など目先のことにとらわれて、初めてのことを考えたり調べたりする時間が億劫になってしまったり。

それでも一念発起、最初の第一歩をクリアしてしまえば、今までの悩んでた時間はなんだったんだってくらい新たな楽しみに変わる。人って不思議なものですね。(単に私の腰が重いだけかもしれませんが)

壁紙を貼るまでの悩み

harumade
壁紙屋本舗のスタッフとして勤め、気づいたことは壁紙を張り替えるのって思ってたより簡単。個人的には家具組み立てるほうが大変なんじゃないかって思う時も。

正直に言うと、それでも数年は自宅に壁紙を貼るまでに至りませんでした。
それは何故なのか、自宅の張り替えを楽しんでいる今だからこそ振り返って考えてみました。

＜壁紙に興味あるけど、足踏みしてしまう要因TOP2（予想）＞

自分で貼れるか自信がない、失敗が怖い
デザインがなかなか決められない、見つけられない

私の場合は後者の、デザインがなかなか決められないにドンピシャで該当しました。
壁紙って種類もデザインもかなり豊富にあるんです。
優柔不断なタイプではないと思っていましたが、部屋の大部分を占める壁紙を張り替えるには、デザインもしっかり吟味せねば！と思い込んでいました。

その結果、探せば探すほど1st壁紙をどのデザインにするのか悩む沼にはまりこみました。

壁紙ときっかけ

kikkake
うだうだと悩んで1年経ち、2年経ち結局壁は白いまま。インテリアも中途半端。
そんな中で過ごす日々の中に飛び込んできたのが、一匹の猫でした。

暑い夏の日に猫を保護し、弱々しかった子猫も、数週間もすれば立派な暴れん坊将軍に。

すると漠然と悩んでいた壁紙選びに、目的がプラスされました。

猫に似合う壁紙を貼ろうと。

大事なのは目的と勢い、それと楽しむこと

“きっかけ”から目的へ繋がると、行動力ってメキメキあがりませんか。
『コンクリート柄？やっぱり木目？うーん無地壁紙…？』とあんなに悩んでいたのに、猫に似合う壁紙という目的だけで『グレーの毛むくじゃらに会うのはやっぱり寒色系かな。色はマットがいいな。今回は柄をやめて無地にしようかな。』と、沢山あった項目がザクザクふるいに掛けられ、あんなに悩んでいた壁紙への扉が一気に開いていきました。

いざ届いて、ひとつの面に貼ってみればやっぱり素敵。
くすんでいた家具もなんだか新しくなったように見えます。なによりも想像通りの愛猫とのマッチング！

実際のkuki’s ROOM

『部屋の大部分を占める壁紙を張り替えるにはデザインもしっかり吟味せねば！』という思い込みも、いきなり全部張り替えなくても1面1面のんびりやっていけばいいじゃないと、気持ちが軽くなりました。

まとめ

色々家具を揃えてみたり、照明を変えてみたりしても、理想とはなぜか違ってしまう。
部屋全体のインテリアを楽しむ近道って、壁にあるのはないでしょうか。

私のようにペットに似合う壁紙だったり、家族の部屋ごとに壁紙を選んだり、まずは好きな色で張り替えてもOK。お気に入りの家具を映えさせるための壁紙でもいい。
または一度インテリアを真っさらにして、壁紙を主役として部屋作りをしてみたり。
壁を変えると、大げさですが世界が一変したような気持ちになりますし、自分で壁紙を張り替えたことによる達成感と愛着でお部屋がもっと好きになりますよ。
“きっかけ”と”目的”は案外いつもの生活の中にあるのです。

インテリアに悩まれている方、壁紙の挑戦を考えている方、ぜひ壁紙を貼ってみてください。