ホンポのひとこま|けだるい午後の色

hitokoma_eyecatch04 コラム

2019.12.06

こんにちわ。
壁紙屋本舗・スタッフのウエマツです。

11月のおわりに入社して1年と半年を迎えた私ですが、入った頃からずっと惹かれてやまないものがあります。
それは壁紙屋本舗で取り扱っているイマジンウォールペイントの「色の名前」を見ること。
これが何ともおもしろく、暇さえあれば見ています。

イマジンウォールペイントとは、色のスペシャリストであるターナー色彩さんと共同開発した壁紙屋本舗オリジナルのペンキ。
壁紙の上に塗りやすくにおいも少ない人気アイテムです。

スタンダードカラーズ69色を筆頭に、ボタニカラーズミレニアルピンクカラーズシャウエンブルーカラーズなどシリーズも豊富で、すべて合わせると何百色にものぼる、まさに埋もれてしまうほどの色展開。
そんな色たちにはホンポのスタッフ(先人たち含む)が練りに練って名付けたオリジナルの名前が付いており、それがわくわくのツボなのです。
本日はこれまでに見つけた色の名から(多分まだ全部把握しきれていない)独断ベスト9を選出し、皆さまにご紹介したいと思います。

選出のポイントとしては、言葉の響きの個人的好み(90%)、そのネーミングから連想できる色のマッチング具合(10%)といった感じで、まぁつまりほとんど言葉の好みです。

まずは色の名をずらりと並べてみます。
どんな色かなと想像しながら読み進めていただけると、そこそこおもしろいのではないかと期待します。

 

けだるい午後


スタンダードカラーズスローライフより「けだるい午後」

静かな淡いグレーが、やる気のでない午後のけだるさを連想させます。タイトルにも使ったのは特別に気に入っているから。「だるい」ではなく「けだるい」というのがちょうどいい塩梅です。
ちなみに「けだるい」を調べてみると「なんとなく億劫な感じ」。まさになんとなく億劫な午後の心情を表した色に見えませんか?

真夜中の空気


スタンダードカラーズアパルトマンより「真夜中の空気」

夜の空の、澄んだ気配。
暗くて寒くて静かな冬の夜更けが好きで、よく真夜中の空気を眺めています。(暇なわけではありません)
こんな色かも、と納得。

初春の雪解け


ジャパニーズヴィンテージカラーズより「初春の雪解け」

少しくすんだ控えめな白が、新年の寒さのなか陽射しに溶ける雪解けの色を連想させます。

雨の日の憂鬱


スタンダードカラーズシャビーより「雨の日の憂鬱」。

たとえば「雨の日のお出かけ」でイメージするのはもう少し明るいトーンのブルーになるのでしょうが、このくすんだブルーには「憂鬱」という表現がお似合いです。

チキンハート


先日リニューアルしたばかり!チョークボードペイント「CHALK UP(チョークアップ)!」より「チキンハート」

こちらはシリーズをプロデュースされたチョークボーイさんが名付け親。

英語で、臆病なこと(または臆病者)を「チキン」と表現することがあります。
外国の映画なんかで「このチキン野郎!」というセリフを耳にしたことがあるかもしれませんが、これはまさにこの意味。この意気地なし!臆病者!という感じですね。

淡く美しいトーンですが、この名前と合わせると何となく気弱な色に見えてしまいます。
きれいなピンクにネガティブなネーミングというユーモアも感じます。

海で見つけたさくら貝


スタンダードカラーズモノトーンより「海で見つけたさくら貝」

シリーズ名の「モノトーン」は「モノトーンインテリアに合わせたいカラー」の意味。

言葉の響きと同じ、さわやかで明るく淡いピンク。
上のチキンハートと似ていると思う方もいるかもしれませんが、こちらの方が晴れやかで透き通った印象があります。

ちょっとしたトーンの違いで空間の印象がずいぶんと変わったりするので、どんな色を選ばれる場合も一度サンプルで実際の色を見ていただくことをおすすめしています。

ところで、このピンクとブラックの相性良すぎやしませんか。

メキシコの夕陽


スタンダードカラーズピンクより「メキシコの夕陽」

メキシコで夕陽を拝んだことはありませんが、きっとこんな色なんじゃないかと想像してしまうくすんだピンク。
サボテンと相性の良さそうな色味です。

 

記念日のボルドー


フレンチヴィンテージカラーズより「記念日のボルドー」

この「記念日の」というのが、深いボルドーの色味を一段明るく演出してくれているように思います。色も明るめのパープル。
どうでもいいと思いますが、個人的にはどす黒いほど濃い色味の赤ワインが好きです。

ミモレットチーズ


同じくフレンチヴィンテージカラーズより「ミモレットチーズ」

「記念日のボルドー」に引っ張られていると思える選出。
ディ〇ニーアニメに出てくるチーズのような、鮮やかなイエローがなんとも美味しそう。
ちなみに長期熟成されたミモレットチーズはカラスミにたとえられることがあり、日本酒との相性もよいそうです。

 

以上が2019年現在の、個人的イマジンウォールペイント「色の名前・9選」でした。

おわりに

hitokoma_eyecatch03

最後の2選は完全に晩酌のこと考えてたとしか思えない選出ですが(その通りです)、ネーミングがアイテムの見え方に及ぼす影響って大きいと思うんです。

たとえば「けだるい午後」を「コンクリートのビル街」とするとより無機質なグレーに見えてきたり、「ミモレットチーズ」を「ゆでたてのトウモロコシ」とするともっとあたたかみのあるイエローに感じたり。

私がもし色に名前をつけるならと5分間想像してみたところ・・・

真夏のビール(イエロー)。
喧嘩のあとのシャンパーニュロゼ(淡いピンク)。
お神酒の盃(真紅)。
シャブリのボトル(透き通ったグリーン)。
・・・

酒しか出てきませんでした。

そもそも名前から考えるものではないですしね。
そのアイテムを見てどれだけ想像力膨らませられるか、これに尽きると思います。
名前は商品の顔なので、新たな商品を世に出すときにはより伝わりやすいアイデアはないかと練りに練っています。
普段手に取る品物ひとつひとつが、そんな舞台裏を経て表舞台に立っているのだと思うと感慨深いです。

今回の話題がおもしろかったという方が(万が一)いらっしゃいましたら、ぜひ壁紙屋本舗のイマジンウォールペイントシリーズのページを探検してみてください。
なるほどね~と唸ってしまうネーミングがほかにもたくさん埋もれているはず。

言葉ってすばらしい。
今日はそんなお話でした。

ウエマツ
profile
忘年会の「すき焼 or 焼肉」という選択肢と本気で5日間向き合いました。入社2年目、ちょっとオレンジがかった赤がすき、黄色もすき、でも家にペンキを塗るならシャウエンブルー系の寒色を選ぶと思う。一番好きなのは深い闇のような漆黒。

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