チクチクしない、クッションフロアの裏ばなし~グラスウールって本当に安全?~

jc-tikutiku_02 床の商品編

 
「床をリメイクしよう!」と思ったことがある方なら、おそらく誰もが見聞きしたことがあろう床材のひとつにクッションフロアというものがあります。

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2mm前後の薄いシート状になっていて、ビニール素材の表面には本物さながらのさまざまな柄がプリントされているのが特徴です。

はさみでチョキチョキとカットして敷くだけでお手軽に施工でき、撥水や防汚などの機能性にも優れた、とっても腕利きの床材くんです。
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今回はそんなクッションフロアの、文字通り「裏側」のお話をしていきたいと思います。

 

クッションフロアの裏ばなし

クッションフロアの裏側をご覧になったことはあるでしょうか?

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紙や布ともまた違ったさらさらとした手触りで、厚みと弾力のあるクッション素材になっていることがわかります。

実はこのクッション素材には「ガラス」が含まれているのです。

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家庭からリサイクルされた空き瓶などの「ガラス」を、綿菓子を作る要領で細かい繊維状の「綿」にした、いわゆる「ガラス繊維」と呼ばれるものがシート状になっています。

こんなに柔らかいものがガラスで出来ているのかと思うと、とても不思議ですね。

ガラス繊維は綿状の「グラスウール(短繊維)」と糸状の「グラスファイバー(長繊維)」の二種類に分類されます。クッションフロアには繊維が短い方の「グラスウール」が使用されています。

グラスウールはその機能性の高さから、断熱材や吸音材など、住宅に関するさまざまな建築資材に用いられる原料です。

現代日本のエコで快適な暮らしを支えるために、なくてはならない存在ともいえるでしょう。

 

クッションフロアとグラスウール

グラスウールのここがすごい!ポイント
〇 腐ったり、虫が食ったりしない
〇 気候による伸び縮みがほとんどない
〇 断熱性・吸音性・防振性に優れている

上記のポイントを見てもわかるようにこの優秀なグラスウールは、国内で取り扱われるほぼすべてのクッションフロアに使われているというのが現状です。
まるで床材になるために生まれてきたかのようなハイスペック原料なので、無理もないでしょう。

しかしながら、クッションフロアにはそんなグラスウールを使用することで生まれた<弱点>なるものがひとつあります。

それは、施工をする時に「肌がチクチクする」ということ。

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綿菓子のような繊維状になったとは言えど、元は「ガラス」です。
カットするときに、断面から目に見えない細かなガラス繊維が飛散して、肌に付着することでかゆみや痛みを生じてしまうのです。

普段床に敷いている分には素足にチクチクを感じることもなく、施工の際に手袋や長袖を装着すれば何ということはない欠点ではあります。

とは言え、そんな話を聞くと、肌が敏感な方や小さなお子様やペットがご家庭にいる方などはちょっと不安に感じてしまうかもしれませんね。

では「ほぼすべてのクッションフロアにグラスウールが使われているのであれば、チクチクが心配な人は諦めた方がいいのか?」

と問われれば、実はそうでもありません。

なぜなら、施工時のチクチクがほとんどないクッションフロアなるものが存在するからです。

 

チクチクしないクッションフロアとは?

チクチクしないクッションフロアとはいったいどんなものなのでしょうか?

さくっと結論から述べますと「海外製のクッションフロア」がそれに当たります。

ここで勘違いしてしまいそうになりますが、「海外製はグラスウールが含まれていないからチクチクしない」のではありません。
先ほど、国内で取り扱われるほぼすべてのクッションフロアの裏側にはグラスウールが含まれているとお話しましたが、それは日本製、海外製問わずです。

両者の違いはグラスウールの有無ではなく「グラスウールが含まれている場所」にあります。

クッションフロアは表面に透明な塩化ビニールの層があり、その下に柄がプリントされた印刷層、弾力のある発泡塩化ビニール層、そして裏にバッキングという裏打ち基材の層といった構造で出来ています。

日本製はその裏打ち基材の層、海外製は中間層である発泡塩化ビニールにグラスウールが含まれています。

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したがって、直接触れる部分にグラスウールが含まれている日本製はチクチクし、真ん中の層にグラスウールが含まれている海外製はチクチクしづらいという現象が起こるのです。

実際、日本製と海外製を触って比べてみるとその差は歴然。
クッションフロアに触れる機会の多い壁紙屋本舗スタッフが「手がチクチクする…」とよく嘆いている日本製に比べ、海外製にチクチクを感じることはほぼありません。

では、チクチク以外における違いはあるのでしょうか。
土足用の日本製クッションフロアと、海外製のクッションフロアを比べてみましょう。

表面

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プリントされた柄のリアルさは、どちらも負けず劣らず。
エンボスの加減や色味など、表面だけを見てもほぼ区別はつきません。

裏面

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写真ではわかりにくいですが、海外製が表面と同じようなつるつるとした質感であるのに対し、日本製の方は紙に近いマットな質感です。
ただ、つるつるとは言えども多少の凸凹が付いているため、さらさらとした日本製に比べると、そのまま床に置いた際の滑りにくさは海外製に軍配が上がります。

厚み

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厚みは、両者を比較してみてもほとんど差はありません。
どちらも2.5mm厚前後と日本製の住宅用と比べると厚く、丈夫で耐久性に優れています。

硬さ

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上の画像は15cmほど垂らしたときの曲がり具合を比較したもの。
海外製にはふにゃふにゃとしたしなやかさがあります。
折り跡も付きにくく、苦戦しがちなお部屋の角も施工しやすいですね。

横幅

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日本製が約180cm幅なのに対し、海外製は約200cmと大きめサイズ。
一度の施工でたくさん敷けて、どちらも価格は変わらずなのでコスパもよし◎

比較してみても、いいことたっぷりてんこ盛りな海外製クッションフロアです。

 

おすすめのデザイン一覧

海外製クッションフロアの良い点がわかったところで、気になるのはやはりデザインですよね。

残念ながら、国内で取り扱いのある海外製のクッションフロアは、日本製ほど柄の種類は豊富ではありません。
その一方で見方を変えれば、日本製が豊富すぎるだけで、海外製にも十分素敵なデザインのものが取り揃えられています。

ではそのデザインのなかでおすすめのものをいくつか紹介してみたいと思います。

人気のコンクリート柄

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中でも一番人気の、コンクリート柄。

ひび割れた石目と、濃いめなダークグレーの色味が重厚感を醸し出します。
かっこいい大人のインダストリアルインテリアにぴったりなデザインです。

レンガ柄の壁紙と合わせてブルックリン風にするのもいいですね。

シャビーな木目柄

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どんなスタイルにも合わせやすいシャビーな木目柄。
汚れも気になりにくく、むしろそれが味に変わってしまうような、長く使えるデザインです。

ちなみに、上画像の品番を壁紙屋本舗スタッフの一人が新居の玄関に敷いたところ「雰囲気がいいですね」とインターホンの取付業者さんに褒められたそう。

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SCM-10250

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アンティークな石目柄

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アンティークなテイストの石目調。

白黒二色展開のこちらは、色あせたキリムのような柄が特徴で、シンプルでありながら意匠が施されたデザイン。これを一枚敷くだけで、こなれたお洒落な雰囲気の出来上がりです。

無地のコンクリート柄では味気ない、物足りないという方にもおすすめ。

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SCM-10219

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レトロ風なタイル柄

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SCM-10213

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SCM-10212

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水回りや玄関などにぴったりなタイル柄。

全4色の上画像の品番は、どこか懐かしさを覚えるレトロ感が人気のデザインです。
かわいらしいお花のようなパターン柄に、愛着がわくこと間違いなし。

チェッカープレート柄

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むき出し感のある鉄板のチェッカープレート柄。

滑り止めの突起がエンボスでリアルに再現されており、本物と見まがうような光沢のある金属っぽさが特長のデザインです。
インダストリアルで男前なスタイルと相性がよく、無骨で格好いい空間を演出できます。

 

サンプルで実物を確認

気になるデザインは見つかったでしょうか。

色や質感、なにより本当にチクチクしないのかということを確かめるためには、やはり実物を手に取ってみることが一番です。

壁紙屋本舗では、すべてのクッションフロアのA4サイズのサンプルをご注文いただけます。

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「これだ!」というデザインが見つかった方も、どれにしようか迷っている方も、ぜひご注文前にご自身の目でお確かめいただくことをおすすめします。

 

グラスウールの安全性

ここまでお読みいただいた方の中には、もしかすると

「グラスウールって危険なものなのでは?」

という不信感が生まれた方もいるかもしれません。

確かに、肌に付着するとチクチクするグラスウールですが、それはあくまで一時的なもの。
基本的には、人体に悪影響を及ぼさない安全な原料であることが保証されています。
まれに皮膚が過敏な方が炎症を起こしてしまったとしても、ガラス繊維を取り除くことで解消されるのでご安心を。

そのことを踏まえたうえで、日本製であれ海外製であれ、安心してクッションフロアをお使いいただければと思います。

さあ、あなたにぴったりのクッションフロアを探してみませんか?

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