最近、急に肌寒くなりましたね。
冬に向かうにつれ、こんなお問い合わせをよくいただきます。
「この床材は床暖房に対応してますか?」「床暖房に対応しているフロア材はどれですか?」などなど。
確かに、選んだ床材が床暖房に対応していないなんて安心して冬を越せません。
こちらの記事では「床暖房に対応している床材ってどれなの?」という疑問を解決していきたいと思います!
床暖房対応・賃貸OKの商品
洗えるタイルカーペット
フローリングなどの上に置くだけでずれない、吸着式タイプのタイルカーペット。
厚みは9mmと厚めですが、床暖房をつけても時間が経てばタイルカーペットの表面までちゃんと暖かくなります。
また汚れた部分のみ取り外し水洗いすることができるので子供部屋やペットのいるご家庭におすすめです!
吸音パネル
吸音パネルというネーミングだけに、気になる生活音を軽減できる商品です。
壁に貼るイメージが強いですが床にも貼ることができ、カッターで簡単に切れるので施工も簡単!
吸音パネルの裏面にはすべり止め等が付いていないので、床暖房に対応しているすべり止めシートと合わせての使用をおすすめします。
しっかり貼れるフロアシート
しっかり貼れるフロアシートの耐熱温度は約70℃です。
床暖房の平均温度設定は30℃前後と言われているので、床暖房の上に敷いても問題はありません。
貼ってはがせるシールタイプなので賃貸住宅にお住まいの方におすすめです。
木の節や年輪模様が再現されたプリントと、表面の凹凸が本物のように表現されているリアルな質感です。
床の防音シート
階下に響く歩行や落下などの衝撃音を吸収してくれる商品。
厚みは約4mmなのでラグやマットの下に敷いても、見た目にはほぼ影響ありません。
また保温効果にも優れており、床の防音シートを敷くだけで、フローリング面と比べて約+5℃の保温効果があります。
今あるマットを活用したいという方におすすめです。
床暖房でキッチンマット & 両面テープを使用してみた!実験結果
キッチンマット
とにかく寒冬場のキッチン。
床暖房のあるキッチンも増えているのではないでしょうか。
汚れてもサッと水拭きが出来るキッチンマットが床暖房に対応していたらうれしいですよね。
キッチンマットは床暖房の熱が加わることで伸縮する可能性がありますが、キッチンマット本体が溶けたり、火事になったりすることはありません。
もう一つ心配なのが、付属している両面テープが一般的な床暖房の設定温度「30度前後」に耐えられるのかどうか…。
ということで、床暖房のあるスタッフの自宅で実際に使用してみることにしました!
冬が明けたころ、実験結果をご紹介させていただきたいと思います!
乞うご期待!
冬が明け、一定期間を経過した実験の結果をご報告します!
検証場所:スタッフ自宅(フローリング/床暖房)
検証アイテム:拭けるキッチンマット
施工方法:両面テープ(四隅)
<両面テープの使用に関する結論>
・粘着剤の溶け出しもなし
床への影響やキッチンマットの伸縮等もなく、30度前後の床暖房の設定温度であれば問題なく使えそうな印象です。
<その他>
床暖房に対応していない商品
以下のアイテムは床暖房の上に敷いてしまうと熱の伝わりが悪くなったり、変質・変形する恐れがあるため床暖房には対応していません。
壁紙屋本舗で取り扱う人気のクッションフロアやフロアタイルは、残念ながら床暖房に対応していない、ということになります。
メーカーカタログでは床暖房対応として掲載されている商品もあるのですが、プロの業者が行う手順や接着剤とは異なる手順で施工した場合、問題が生じる可能性が否めません。
「どうしても敷きたい!」という強い希望をお持ちの場合は、工務店など専門の窓口に相談してみてください。
まとめ
こちらの記事では、床暖房に対応している床材をご紹介させていただきました。
人気のクッションフロアやフロアタイルが、床暖房に対応していないのは非常に残念ですよね。
ですが、今回ご紹介させていただいた床暖房対応の商品は、賃貸OK且つ、生活音を軽減できる嬉しい機能が付いている商品もあり、床材の選択の幅が広がったと思います!
ご自宅のニーズに合った商品が見つかり、皆さんの冬支度のご参考となれば何よりです。