皆さま明けましておめでとうございます。
2020年もどうぞホンポのよみもの、そして水曜日のコラムをよろしくお願い致します。
長いお正月休みですっかり曜日感覚がなくなり、なんと水曜日を通り越し木曜日に更新するという失態を起こしてしまいましたが、変わらず生温く見守っていただけると幸いでございます。
さて、2020年のインテリアトレンドとして囁かれているのは、ニュートラルカラーやクラシックブルーを使った落ち着いたインテリア、はたまたジオメトリックやメタリックカラーなど派手目な素材をシンプルかつ上品に仕上げるインテリアなどが挙げられています。
今回はそんなトレンドインテリアに合わせやすく、空間のスパイスとして楽しめるパターンデザイン“ヘリンボーン”をご紹介致します。
ヘリンボーンとは
ヘリンボーンという言葉をご存知でしょうか。
ジグザグ繰り返す山型谷型は、魚の開きでみられる骨のような見た目から、ニシン(herring)の骨(bone)=herring bone ヘリンボーンと呼ばれるようになったと言われています。
元々は寄木張りの一種で、木のパーツを組み合わせて作られるヘリンボーンは、職人の技が光る意匠性の高い装飾デザインといえます。
実はフランスのベルサイユ宮殿にも使用されている歴史あるヘリンボーン。日本では「杉綾」と呼ばれ、織物の伝統文様としてご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シンプルで美しいパターンは飽きが来ず、様々なインテリアとも相性が良いヘリンボーンは、次第に日本でも人気が広がっていきました。
本場でもある海外でも、フロアタイルやフローリング施工の一種としてherring bone floorと表記され、現在も技巧を凝らした様々なヘリンボーンが見られます。
海外の住宅は面積が広く、ダイナミックなヘリンボーンが多い印象です。
日本の住宅事情ではなかなか再現が難しいダイナミックヘリンボーンですが、そこは職人気質が多いといわれる国、日本。狭い場所でも楽しめるようにバリエーション豊かなヘリンボーンデザインが多く登場しました。
床で楽しむヘリンボーン
インテリアの中でヘリンボーンといえば、まず浮かぶのが床です。
無垢材などを使用した本家本元のヘリンボーン貼りは素敵ですが、自分でフローリングを貼るのはなかなか至難の業。そして莫大な費用がかかってしまいます。
お手軽に楽しむならば、ヘリンボーンデザインのクッションフロアや、アレンジを楽しみつつ耐久性にすぐれたフロアタイルなどがおすすめです。
ビニールシートや塩ビタイルー?と侮るなかれ、一見して本物かと見まがうほど素敵なデザインがあるのです。
今年はトレンドインテリアスタイルとヘリンボーンの床で、一目置かれるお部屋に仕上げてみませんか?
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おまけのヘリンボーン
ヘリンボーンはクッションフロアやフロアタイルにとどまらず、壁紙も多種ご用意がございます。
床材では難しいカラーとの組み合わせも、壁紙になるとお部屋が華やぐ要素に。
壁紙としてはもちろん、テーブルの天板やキャビネットの扉部分などリメイクシートとしてもおすすめです♪
ヘリンボーンを知ったとき、しばらくヘンリボーンだと思っていた。なんだか噛み合わない単語に間違えていると知った恥ずかしい過去が記事を書いてる途中に甦り、2020年1回目の思い出し赤面。