輸入壁紙の多くは壁紙の巾約50cm程度と狭く、裏面が不織布(フリース)で出来ています。
水分を含んでも壁紙の伸縮が少ないので、壁側にのりを塗って施工することが可能。
また、輸入壁紙は国産壁紙のように”ミミ”とよばれる部分が無いので
広い面でもつなぎ目は突き合わせて貼るだけ。はじめてのあなたでも貼りやすい壁紙です。
世界から取寄せたハイセンスな輸入壁紙を、お気に入りのお部屋に貼って自分らしい暮らしを実現しましょう!
フリース壁紙の貼り方を動画で確認!
フリース壁紙の貼り方を画像とテキストで確認!
Step01 のりを作る
- 粉のりポテグルに対して必要な水を測り用意します。
必要な水量を容器に入れ、水を混ぜながら粉のりを素早く入れます。
分量の目安
輸入壁紙1本分:粉のり30g+水1L
※約30g=大さじ8杯 - とろみが出るまでよくかき混ぜます。
- ダマがなくなり、しっかりと混ざったら完成です!
※ダマができてしまった場合、手などで握りつぶして、できるだけダマをなくしてください。
※前日にのりを作っておき、1日寝かせると水とのりがよく馴染みます。
※しっかりと貼る場合は壁紙用強力のりを使います。強力のりはそのまま使える原液タイプです。
輸入壁紙をしっかりと貼る場合 >>
Step02 のりを塗る
- のりはたっぷりと塗りましょう。位置の微調整や、貼り直しもしやすくなります。
- 次に貼る壁紙1巾分より少し広めにのりを塗ります。特につなぎ目や縁はしっかりのりを塗りましょう。
- 右利きの方であれば、左から右に貼り進めると最後の縦のカットがやりやすいです。
※壁紙によって、壁紙のロールの巻き始めの向きが異なる場合があります。必ず壁紙の柄の向きを確認してから施工してください。
Step03 1枚目を貼る
- 壁の左端に壁紙の端を合わせて貼っていきます。上下に5cm程度の余分を作っておきます。
- 撫で刷毛、又はスキージー(スムーサー)で壁紙の裏の空気を抜きます。動きは壁紙の中心から上下に。
- ズレてしまっても、のりが乾きはじめるまで何度でも貼り直しができるので、落ち着いて位置を決めていきましょう。
Step04 余分をカットする
- 壁紙の上下の角の折り目をしっかり付けます。スムーサーや竹べらを使ってクセを付けましょう。
- スムーサーや地ベラなどをカッターガイドにして、 余分を取り除きます。取り除いたら、周りに付いたのりを、硬く絞ったスポンジで拭き取ります。
- カッターの刃は頻繁に折り、常に切れ味の良い状態を保ちましょう。仕上がりのきれいさにつながります。
Step05 2枚目を貼る
- 1枚目と同様に、たっぷりとのりを塗ります。
- 隣の壁紙と柄をあわせながら、つなぎ目から壁紙の位置を決めていきます。
- 上下の余分をカットし、つなぎ目をジョイントローラーで押さえて圧着します。
Step06 3枚目~完成
- 2枚目の要領で3枚目、4枚目と 柄を合わせて貼り進めていきます。
- 最後の右端の余分もしっかりとクセ付けします。 スムーサーや地ベラなどをカッターガイドにして、余分を取り除きます。
- 周りに付いたのりなどを固く絞ったスポンジで拭き取って~完成!
フリース壁紙のはがし方
壁紙を端からゆっくり剥がしていきます。
壁に残ったのりは、水拭きすればきれいに取れます。
※下地の壁紙が傷んでいたり、めくれやすい状態になっていると、壁紙を剥がす際に下地の壁紙がめくれたり、表面が剥がれる場合がありますのでご注意ください。
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はがせるのりを使うときは、必ずビニール壁紙の上に貼ってください。
ビニール壁紙とは?表面が塩化ビニール製で紙の裏地が付いている壁紙です。
日本の壁紙の約90%以上はビニール壁紙であると言われています。 -
不織布以外の壁紙はキレイにはがせません。不織布(フリース)以外の壁紙を使用した場合、剥がす際に裏紙が残ることがあります。
残った裏紙は水で濡らすと剥がせます。
下地の国産壁紙(ビニールクロス)を剥がして、輸入壁紙をしっかりと貼る場合
- 下地の国産壁紙(ビニールクロス)を剥がして、よりしっかり貼る場合は強力のりがおすすめです。
- まずは生のり付き壁紙の貼り方「Step2 下地処理をする」を参考に、壁紙をはがします。
- 強力のりは原液のまま使えるので、輸入壁紙の貼り方の「Step02 のりを塗る」からスタート!