用意するもの
- タイルカーペット
- 大型カッター
- メジャー
- 糸
【しっかり固定する場合】
下地の確認
コンパネ・ベニヤなどに貼る場合は、継ぎ目や段差をアースシールなどで平滑になるように処理を行って下さい。
木のハガレ等も補修し、釘・ネジなどが出ている場合は完全に打ち込んでください。
動画で敷き方を確認
基本的なタイルカーペットの敷き方
- まずは床をきれいにします。
- 床の長さを測り、真ん中あたりに糸で基準となるしるしを十字に付けます。
- 部屋の隅で極端にタイルが小さくならないよう、1枚目は基準線沿い、あるいは真ん中から貼ります。
部屋の隅のあまりがある程度ある場合はそのまま基準線に沿って貼ります。
部屋の隅が極端に小さくなる場合、貼り始めを基準線の真ん中にしましょう。
【しっかり固定する場合】
接着剤を床に塗りオープンタイムを取ってからタイルを貼りましょう。
- 基準線に沿って並べたら、その間を埋めるようにタイルを並べていきます。
- 部屋が歪んでいる場合があるので、真ん中から貼ることできれいに敷き詰められます。
壁際のタイルカーペットのカット
- タイル1枚を切る用とし、隣のタイルとピッタリに重ねます。
- もう1枚をガイド用とし、壁際にぴったりつけ重ね合わせます。
- ガイド用のタイルに沿って下の切る用のタイルを切ります。
- ある程度切り目を入れて、縦に切ると切りやすいでしょう。
- 切れたら、壁際にピッタリとはまります。この要領ですべての壁際を切っていきましょう。
部屋の角のタイルカーペットのカット
- 壁際と同じようにタイル1枚を切る用とし、隣のタイルとピッタリに重ねます。
- もう1枚のガイド用のタイルを部屋の角にぴったりつけ重ね合わせます。
- ガイド用のタイルに沿って下の切る用のタイルをカット。
- 角なのでもう一片も切りましょう。切る用のタイルをその向きのまま隣のタイルに重ね合わせます。
- ガイド用のタイルを部屋の角にぴったりつけ重ね合わせます。
- ガイド用のタイルに沿って下の切る用のタイルをカット。
- 角にぴったりのタイルが出来ました!
複雑な形のタイルカーペットのカット
- 窓際、角と同じようにタイル1枚を切る用とし、隣のタイルとピッタリに重ねます。
- もう1枚のガイド用のタイルを壁にぴったりつけ重ね合わせます。
- ガイド用のタイルに沿って下の切る用のタイルをカット。
- 平行となっている別の壁にもガイド用タイルをピッタリとつけ、ガイドに沿ってカット。
- 細かいところも同様にガイド用タイルを合わせ、カット。
- 他の辺もガイドに沿ってカット。
- 複雑な形もこれでぴったり!
- 完成!!
「市松貼り」と「流し貼り」
タイルカーペットには「方向」があります。裏を見ると、方向が矢印(→)で示されています。
(ただし、ランダム貼り専用のタイルカーペットには矢印がありません。)
この「方向」をどのような向きで貼っていくかで、同じタイルカーペットでも出来上がりの表情が変わってきます。
タイルカーペットのデザインにより、美しく仕上がる貼り方が異なります。
ランダム貼り
方向性を気にせず簡単に貼ることが可能で、経験のない方でもスピーディに施工できます。
汚れたタイルの交換も楽で、メンテナンスが簡単です。
市松貼り
最も古典的な貼り方。隣りのタイルと向き(方向)を90°変えて貼ります。
施工後は、チェッカーフラッグのような模様が現れます。
ストライプ柄の製品の場合、目の錯覚で、一つのタイルが他のタイルより少し大きく見えることがあります。
流し(順目)貼り
タイルの向きを同じ方向に揃えて貼ります。
タイル同士の詰め具合が適正であれば、タイルのジョイント部分が判りづらくなり、一枚もののような仕上がりになります。
アシュラ―貼り
流し貼りと同様にタイルの向きを揃えて貼りますが、タイルの四隅を合わせずに、10cm~25cmずらして貼ります。
施工後はタイルの格子が目立たず、継ぎ目のないロール・カーペットのように見えます。
汚れたタイルを交換した場合も、流し貼りで施工した場合に比べて交換したタイルが目立ちません。
ブリック貼り
「レンガ貼り」とも呼ばれ、タイルの四隅を合わせずにレンガを積むように横方向に 10cm~25cm ずらして貼ります。
帯のようなストライプ模様が現れ、板張りのようなイメージになります。