ヘリンボーン(英: herringbone)とは、模様の一種。
開きにした魚の骨に似ていることからニシン(herring)の骨(bone)という名がつきました。
ヴィンテージにも、アンティークにも、インダストリアルにも似合う独特な柄が人気です。
そんなヘリンボーンの床を長方形のフロアタイルで再現できます。
ヘリンボーンに貼る方法
接着剤を使って貼る方法
- 床に壁から直角の規準線を引きます。
- コピー用紙などを折って、45度の定規を作ります。
- 45度定規を当てて、1枚目のフロアタイルの端に45度の切り込みを数回入れます。
- 切り込みを入れたところでパキッと折り曲げます。
- 折り曲げてまだつながっている部分をカッターで切り離し、フチの部分をきれいに削ります。
床材用ミニカンナ「リトルプレーン」があると便利です。
切り落とした小さな三角部分も後で使うので取っておきましょう。 - フロアタイルを基準線に合わせて床に並べていきます。
- 基準線に合わせ、カットせずに並べられる中心部分をある程度並べます。
- 1枚目のタイルの切れ端の三角形をガイドにして、壁際のタイルをカットしていきます。
壁際でカットしづらいときは、型紙を作って切るのもおすすめです。 - 壁際のタイルの長さをカットします。長さをカットするときは、他のタイルをガイドにしてカットします。
お部屋全体のタイルをカットし終えたら部屋の中心から接着剤を塗りながらタイルを接着していきます。
先にタイルを全てカットしてから、接着するのがおすすめです。
部屋の中心からタイルを部分的にはがし、接着剤を塗ってタイルを戻して貼っていきます。
はがせる両面テープで貼る方法
- 気温の変化によるタイルの伸縮を防ぐため、施工する部屋に丸一日置いて部屋とタイルの温度を同じにします。
- 部屋のまわり一周と中心に、はがせる両面テープを貼ります。中心は基準線の代わりになるので真っ直ぐ貼ってください。
- コピー用紙などを折って45度の定規を作り、タイルにあてて45度にカットします。
何度か切り込みを入れると手で簡単に折れます。
- タイルの伸縮による突上げを防ぐため、壁との間に5~8mmの隙間をあけて1枚目のタイルを置きます。隙間はタイルを2~3枚重ねて挟むと簡単にできます。
- タイルの真ん中を通るラインとタイルの角に、基準線と平行になるように両面テープを貼ります。
- 基準線に沿って一列貼っていきます。圧着すると貼り直しが難しくなるので、微調整がいらなくなるまでは踏んでしまわないよう注意してください。
- 一列目を基準にして隣の列を貼ります。
5と同じように、タイルの真ん中を通るラインとタイルの角に両面テープを貼ります。 - 反対側の隣も4~5を繰り返して敷き詰めます。
全て敷けたら壁際のすきまを埋めます。端のカット方法は「接着剤を使って貼る方法」の8,9を参考にしてください。 - すきまを埋めれたら、タイルを両面テープに圧着して完成!
はがせる両面テープで施工すると、テープをはがすだけで簡単に原状回復できるので賃貸でも施工できます!
ヘリンボーンで施工する場合の必要枚数の目安
ヘリンボーンで施工する場合、タイルのサイズ・部屋の広さ・タイルの割り付け方によって必要枚数が大きく変わります。
下記の必要量の目安は、図のように割り付けた場合の参考量になります。
タイルサイズ 180mm×1200mm の場合
6畳(約270cm×360cm)の場合、約55枚必要です。
8畳(約360cm×360cm)の場合、約70枚必要です。
タイルサイズ 150mm×900mm の場合
6畳(約270cm×360cm)の場合、約78枚必要です。
8畳(約360cm×360cm)の場合、約102枚必要です。